【展示】The Age of Not Believing
長谷川寛示 作品展示
アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2023年02月25日(土) - 03月17日(金)
今展「The Age of Not Believing」では、2019年から制作しているKoka Kolaシリーズの新作6点、標本箱を使ったSpecimen of fragmentsシリーズから6点の計12点を展示いたします。
[展示に寄せて]
Koka Kolaシリーズは、鈴木大拙が欧米に向けて翻訳した禅がどのように伝わり咀嚼されたかという文化史に着目しながら、価値観の変容や、信仰とは、信じるとは何かという問いに向けて制作がはじまった。それは偶像としての彫刻の歴史への興味でもある。木彫、作陶をベースに金箔をあしらった作品は、信仰物としての伝統的な彫刻様式を模すとともに、雑草、外来種などの信仰対象としての神聖性とは対極にあるモチーフも扱う。Specimen of fragmentsは上記のコンセプトから派生した小作品で、標本箱に木彫を収めたシリーズ。
タイトルの「The Age of Not Believing」はある映画の劇中歌のタイトルで、戦争により孤児となり、夢や魔法を信じられなくなった少年に向けて歌われる。作品のコンセプトにも通じるものとして引用している。
Koka Kolaシリーズは、鈴木大拙が欧米に向けて翻訳した禅がどのように伝わり咀嚼されたかという文化史に着目しながら、価値観の変容や、信仰とは、信じるとは何かという問いに向けて制作がはじまった。それは偶像としての彫刻の歴史への興味でもある。木彫、作陶をベースに金箔をあしらった作品は、信仰物としての伝統的な彫刻様式を模すとともに、雑草、外来種などの信仰対象としての神聖性とは対極にあるモチーフも扱う。Specimen of fragmentsは上記のコンセプトから派生した小作品で、標本箱に木彫を収めたシリーズ。
タイトルの「The Age of Not Believing」はある映画の劇中歌のタイトルで、戦争により孤児となり、夢や魔法を信じられなくなった少年に向けて歌われる。作品のコンセプトにも通じるものとして引用している。
[アーティストステートメント]
「Koka Kola」というタイトルの作品をはじめてつくったのは2019年。刻々と変化する社会の中で、「信じる」とはどういうことなのか、と考えながら制作をはじめた。それは、信仰とともにつくられてきた彫刻というメディアに、もう一度向きなおるための時間でもあった。2023年、変化の只中にあることをより実感する日々に、改めてそのことについて考える。
「Koka Kola」というタイトルの作品をはじめてつくったのは2019年。刻々と変化する社会の中で、「信じる」とはどういうことなのか、と考えながら制作をはじめた。それは、信仰とともにつくられてきた彫刻というメディアに、もう一度向きなおるための時間でもあった。2023年、変化の只中にあることをより実感する日々に、改めてそのことについて考える。
長谷川寛示
[アーティストプロフィール]
長谷川寛示(ハセガワ カンジ)
1990年生まれ。三重県在住。
東京藝術大学美術学部彫刻科を経て、2016年、同大学大学院美術研究科彫刻専攻修了。同年、曹洞宗大本山永平寺にて修行し、僧侶となる。
主な個展に2019年、「My Sútra」(KANA KAWANISHI GALLERY、東京)など。またグループ展に2022年、「AS SEEN BY」(BA-TSU Gallery、東京)、同年、「TEMPRA/テンプラ」(Sokyo Lisbon、リスボン)などがある。「sanwacompany Art Award / Art in The House 2019」ファイナリスト選出。
[販売について]
店頭にて、2月25日(土)10:30より販売開始いたします。
- 会期 2023年2月25日(土) - 2023年3月17日(金)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755