【展示】轟水木 個展「why you tie ribbons」

独自の視線で可愛らしさを表現するアーティスト、轟水木 個展「why you tie ribbons」を2月25日(土)～3月17日(金)の期間で銀座 蔦屋書店スターバックス前にて開催いたします。

 

轟水木の作品には、リボンやお花、三つ編みにまつ毛、単純だけど心惹かれてやまないものが描かれています。これらは、女性としてなのか単なる偏愛なのかはわかりませんが、作家にとっては、とても気になるモチーフです。
気持ちの高まりとときめきがやまないうちに描かなければならない、という独自のルールの上で描かれたドローイングやペインティング作品は、色使いや筆使いから様々な表情がみられます。轟の作り出す色合いは、住んでいたことのある台湾や中国で見た、どこかレトロで楽しい配色の服や、おもちゃなどに影響を受けています。
作品にはそれぞれ女の子が描かれ、彼女たちは戸惑い、鬱、憧れ、歓喜、など複数の感情が混じって昂っている状態です。また、女性としての孤独感を漂わせています。
本展では、轟が日頃抱く気分や感情を日記のように制作した作品を展示します。

 

[アーティストステートメント]

心の中にある女の子としての幼児性と同時に持ち合わせた大人としての鬱々しい気持ち。そんなものを抱えながら日々制作しています。
女性としての性は、表面的、身体的なものではなくてもっと心の深いところにあるのかな、なんて思います。リボンやお花や素敵な色に惹かれる気持ちはなんとも言葉では形容し難いので、絵で表現しています。

なんでリボンなんだろう、なんでお花なんだろう、なんでお人形さんなんだろう、
なんでピンクなんだろう、なんでボブカットなんだろう、なんで三つ編みなんだろう、
なんでまつ毛長いと良いのだろう、なんで可愛くしてたいのだろう。

自分自身でもはっきりとはわかりませんが、心の中で感じるものがあります。そんな気持ちを絵や、私のできる最大限の手段で表していきたいと思います。
 

轟水木

 

[アーティストプロフィール]