【展示】淺野健一作品展「MAREBITO」
アート
2023年02月25日(土) - 03月17日(金)
淺野健一作品展「MAREBITO」をインフォメーションカウンター前にて2023年2月25日(土)〜3月17日(金)の期間に開催いたします。展示作品は店頭とオンラインにて販売開始いたします。
淺野健一は日本の伝統芸能を「憑依」や「一体化」をテーマに、現代のポップカルチャー的要素を融合させた木彫作品を制作する彫刻家です。愛知県立芸術大学を卒業後、仏像修復の仕事に携わりながらからくり人形を研究。その専門的な知識や経験を踏まえながら、制作の過程で3Dモデリングを駆使したデジタルスカルプティングの技法を用いて新たな彫刻作品を生み出しています。
淺野の作品のルーツは、幼い頃に寺や神社などの祈りや畏れの心が向けられた厳かな空間で感じた、何かが潜んでいそうな緊張感や神秘性にあります。
趣味で打ち込んだ格闘技によって得た実体験に伴うリアルな身体のしなりや筋肉の動きを表現し、仏像修復に携わる中で習得した木彫や漆、膠(にかわ)を使った古典技法で独自の彫刻作品を制作してきました。それらの作品には幼少の頃から影響を受けてきた漫画やゲームなどの要素も融合されており、伝統技術と現代カルチャーが共存しています。
本展のタイトルでもある“MAREBITO(まれびと)”とは、日本の国文学者/民俗学者の折口信夫によって称えられた思想における用語で、時を定めて異境から来訪する人であり神のことを指します。面や兜によって顔が隠された”MAREBITO”たちは、非日常的で異質な存在です。現代社会において、匿名でログインすることでインターネット上の存在を曖昧にする我々も”MAREBITO”になる可能性があるということを、淺野は作品を通して提示しています。
会場では、大型の木彫作品「MAREBITO」シリーズと、そのシリーズをスケールダウンしディフォルメしたフィギア作品も展開します。
是非この機会に淺野健一が繋ぎ合わせる伝統芸能と現代のカルチャーをご堪能ください。
淺野の作品のルーツは、幼い頃に寺や神社などの祈りや畏れの心が向けられた厳かな空間で感じた、何かが潜んでいそうな緊張感や神秘性にあります。
趣味で打ち込んだ格闘技によって得た実体験に伴うリアルな身体のしなりや筋肉の動きを表現し、仏像修復に携わる中で習得した木彫や漆、膠(にかわ)を使った古典技法で独自の彫刻作品を制作してきました。それらの作品には幼少の頃から影響を受けてきた漫画やゲームなどの要素も融合されており、伝統技術と現代カルチャーが共存しています。
本展のタイトルでもある“MAREBITO(まれびと)”とは、日本の国文学者/民俗学者の折口信夫によって称えられた思想における用語で、時を定めて異境から来訪する人であり神のことを指します。面や兜によって顔が隠された”MAREBITO”たちは、非日常的で異質な存在です。現代社会において、匿名でログインすることでインターネット上の存在を曖昧にする我々も”MAREBITO”になる可能性があるということを、淺野は作品を通して提示しています。
会場では、大型の木彫作品「MAREBITO」シリーズと、そのシリーズをスケールダウンしディフォルメしたフィギア作品も展開します。
是非この機会に淺野健一が繋ぎ合わせる伝統芸能と現代のカルチャーをご堪能ください。
「まれびと」とは異境から来訪する人であり神。人々の歓待を受けて帰ると考えられた、折口信夫の用語。力士をはじめ、神格化した強者を制作してきたが、それらも「まれびと」と解釈し新作として発表する。
ネット上に正体を隠してログインすることが当たり前になっている現代。誰しもが「MAREBITO」なのかもしれない。
今回は作品「MAREBITO#1.2」をスケールダウンしディフォルメしたフィギュア作品も展示する。
普段は細部を作り込むことで完成度を上げていくが、フィギュア作品はバランスを変え、細部を簡略化し大きい形に戻していく作業を行った。これは彫刻を本来のプリミティブな強い形に戻していくことに感じられた。
淺野健一
ネット上に正体を隠してログインすることが当たり前になっている現代。誰しもが「MAREBITO」なのかもしれない。
今回は作品「MAREBITO#1.2」をスケールダウンしディフォルメしたフィギュア作品も展示する。
普段は細部を作り込むことで完成度を上げていくが、フィギュア作品はバランスを変え、細部を簡略化し大きい形に戻していく作業を行った。これは彫刻を本来のプリミティブな強い形に戻していくことに感じられた。
淺野健一
[アーティストプロフィール]
1981年愛知県生まれ。2006年に愛知県立芸術大学を卒業後、仏像修復の仕事に携わりながらからくり人形を研究。日本の古典彫刻に触れる傍ら、小さい頃から大好きな漫画やゲームの影響と身につけた古典技法を融合して表現する。
ある行為で別の新しいものになること、それによりパワーを得ること。
「傀儡、憑衣、一体化、コスプレ、装備、変身、禊、転生」 をテーマにしている。
1981 愛知県生まれ
2006 愛知県立芸術大学美術研究科彫刻専攻 修了
2010 NHK デジタルスタジアム ヤノベケンジベストセレクション
2010 第十三回岡本太郎現代芸術賞 入選
2013 依代プロジェクト 入選
2016 第8回円空大賞展 円空賞
2016 個展「monstrum」 hpgrpgallery TOKYO
淺野健一/Kenichi Asano
1981年愛知県生まれ。2006年に愛知県立芸術大学を卒業後、仏像修復の仕事に携わりながらからくり人形を研究。日本の古典彫刻に触れる傍ら、小さい頃から大好きな漫画やゲームの影響と身につけた古典技法を融合して表現する。
ある行為で別の新しいものになること、それによりパワーを得ること。
「傀儡、憑衣、一体化、コスプレ、装備、変身、禊、転生」 をテーマにしている。
1981 愛知県生まれ
2006 愛知県立芸術大学美術研究科彫刻専攻 修了
2010 NHK デジタルスタジアム ヤノベケンジベストセレクション
2010 第十三回岡本太郎現代芸術賞 入選
2013 依代プロジェクト 入選
2016 第8回円空大賞展 円空賞
2016 個展「monstrum」 hpgrpgallery TOKYO
[販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭・アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売いたします。
店頭|2月25日(土)10時30分より販売開始
OIL by 美術手帖|2月26日(日)10時30分より販売開始
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります
店頭|2月25日(土)10時30分より販売開始
OIL by 美術手帖|2月26日(日)10時30分より販売開始
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります
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2023年2月26日(日)10:30~販売開始