【展覧会】⽯井海⾳ 個展「あなたは何処へ」
アート|STARBUCKS
2023年03月04日(土) - 03月24日(金)
多層的な空間の広がりや時間の重なりなどを感じさせる作品を創造するアーティスト・石井海音の個展「あなたは何処へ」を、3⽉4⽇(⼟)〜3⽉24⽇(⾦)の期間に開催いたします。
石井海音は、近年着実に活躍を広げている若手人気作家です。2020年に京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻を修了し、数々の個展やグループ展にて作品を発表。銀座 蔦屋書店においてもこれまでグループ展、個展を開催してきました。本展では「あなたは何処へ」と題して新作絵画、ドローイング作品を発表します。
石井の作品にはこれまで「対話のできないモチーフ」と女性が登場し、その関係性は「まなざし」によって描かれてきました。モチーフには花やおばけなどが多く選ばれていましたが、最近では無機質で記号的な物質が登場するなど、変化が見られます。いずれも対話による意思疎通はできずとも、そのまなざしから両者がお互いを認識していたり、何らかの関係性や感情の交流があることが感じとれます。
このモチーフの変化には、作家の個人的な喪失の体験が背景にあります。本展の作品は、過去の記憶を反芻(はんすう)するように生活する日々の中で描かれました。今ではもう二度とできない経験を、石井は生物のようにも見える記号と、それに重なる女性の像によって表現しています。絵画空間は、背景、モチーフ、女性の像を重層的に描くことによって、多次元的な広がりを見せています。それは、作品自体が「あなた」に向かってさまよう意識を、こことは違うどこか別の場所へ繋げるための装置のようでもあります。制作を通して、喪失の体験に向き合う彼女の作品は、複雑でエモーショナルな情感を鑑賞者に引き起こさせることでしょう。
石井の作品にはこれまで「対話のできないモチーフ」と女性が登場し、その関係性は「まなざし」によって描かれてきました。モチーフには花やおばけなどが多く選ばれていましたが、最近では無機質で記号的な物質が登場するなど、変化が見られます。いずれも対話による意思疎通はできずとも、そのまなざしから両者がお互いを認識していたり、何らかの関係性や感情の交流があることが感じとれます。
このモチーフの変化には、作家の個人的な喪失の体験が背景にあります。本展の作品は、過去の記憶を反芻(はんすう)するように生活する日々の中で描かれました。今ではもう二度とできない経験を、石井は生物のようにも見える記号と、それに重なる女性の像によって表現しています。絵画空間は、背景、モチーフ、女性の像を重層的に描くことによって、多次元的な広がりを見せています。それは、作品自体が「あなた」に向かってさまよう意識を、こことは違うどこか別の場所へ繋げるための装置のようでもあります。制作を通して、喪失の体験に向き合う彼女の作品は、複雑でエモーショナルな情感を鑑賞者に引き起こさせることでしょう。
石井海音 Amane Ishii
1994 大阪府出身
2018 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業
2020 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻修了
●個展
2020 「room」(芝田町画廊・大阪)
2021 「視線のたより」(イムラアートギャラリー・京都)
2022 「warp」(biscuit gallery・東京)
2022 「いい天気」(銀座蔦屋書店・東京)
2023 「見たことのない天使を映す」(TAKU SOMETANI GALLERY・東京)
●グループ展
2020 Crossing Paintings −交差する絵画− 石井海音/川人綾/三好彩(イムラアートギャラリー・京都)
2020 AATMアートアワードトーキョー丸の内2020出品(新丸ビル・東京)
2020 artTNZ from imura art gallery(TERRADA ART COMPLEXⅡ・東京)
2021 絵画の見かた reprise(√K Contemporary・東京)
2021 biscuit gallery opening exhibition II (biscuit gallery・東京)
2021 窓と外(artgallery opaltimes・大阪)
2021 家入一真コレクション展「表現へのシナジー」(awabar kyoto・京都)
2021 COLOR IN ART 石井海音、川人綾、永島千裕、桃田有加里(新宿髙島屋10階美術画廊・東京)
2021 CADAN × ISETAN ART GALLERY 具象 Figuration(伊勢丹新宿店本館6階アートギャラリー・東京)
2021 渋谷2丁目アートプロジェクト(渋谷二丁目17地区市街地再開発仮囲い・東京)
2022 MIMICのリサーチ・アーカイブ pt.1 石井海音(イムラアートギャラリー・京都)
2022 ”かわいい。とは何か” 石井海音×野澤梓×永田優美(銀座 蔦屋書店 アートウォール・東京)
2022 色の言ノ葉 ―石井 海音・久保 恵理子・高瀬 栞菜・船越 菫―(新宿髙島屋10階美術画廊・東京)
2022 BEING AND TIME(Powelong Art Center・上海)
[販売について]
展⽰作品は、3⽉4⽇(⼟)10:30より、店頭にて販売開始いたします。
※作品はプレセールスの状況により、展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
※作品はプレセールスの状況により、展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
【追記 3月14日】アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて、2023年3月15日(水)10:30から販売する事になりました。
\オンラインストアで購入する/
2023年3月15日(水)10:30~販売開始
- 会期 2023年3⽉4⽇(⼟)〜3⽉24⽇(⾦)※終了⽇は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 会場 銀座 蔦屋書店 アートウォール
- 主催 銀座 蔦屋書店
- お問い合わせ 03-3575-7755(営業時間内) / info.ginza@ccc.co.jp