【トークイベント】
特別展「マルセル・デュシャンと日本美術」開催記念トークイベント
藤本由紀夫×松嶋雅人
見立てとエロスーデュシャンを語る言葉たち
アート
BOOK EVENT SPACE 2018年 11月07日(水)
現在、東京国立博物館では「東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展 マルセル・デュシャンと日本美術」展を開催中です。フィラデルフィア美術館のデュシャン・コレクションと東京国立博物館所蔵の日本美術作品を比べてみようという斬新な切り口の展覧会です。
20世紀の美術に大きな衝撃を与えたデュシャン。
同時代の美術家たちだけでなく、今もなお、多くの美術家たちに影響を与え続けているとともに、20世紀以降の美術の土台となっています。
現代アーティストの藤本由紀夫さんもデュシャンから強く影響を受けたアーティストのお1人。自らをデュシャン・ストーカーと称するほどの「デュシャンピアン」で、これまでさまざまな場、作品、言葉にて、デュシャンを語られています。昨年は、「見立て」を軸にデュシャンと千利休を対峙させた展覧会「見立てと想像力―千利休とマルセル・デュシャンへのオマージュ」に参加され、《Abode of Fancy》と題した茶室を制作されました。
さらに藤本さんは、2004~5年に国立国際美術館と横浜美術館で開催された「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展において、通称《遺作》と呼ばれる《1.水の落下、2.照明用ガス、が与えられたとせよ》の立体映像の制作にも携わられました。《遺作》はまるく抜かれた穴をのぞくと裸の女性が横たわっている、という作品で、性やエロスの香りが漂います。本作だけではありません。本展をはじめから最後まで見ると《遺作》だけではなく、デュシャンの作品にはエロスが重要なキーワードになっていることに気づくことができます。「マルセル・デュシャンと日本美術」展では、《遺作》を映像で紹介しています。
今回は、藤本由紀夫さんをゲストにお迎えし、「マルセル・デュシャンと日本美術」展の担当者である、東京国立博物館 研究員の松嶋雅人さんとともに、デュシャンを「見立て」そして「エロス」の2つの視点から考えていきます。
さらに、なぜ、今回の展覧会はデュシャンと日本美術を接続することになったのか。
デュシャンと日本美術が邂逅するとき、そこにはいったい何が見えてくるのか。本展のコンセプト、そして舞台裏にも迫ります。
20世紀の美術に大きな衝撃を与えたデュシャン。
同時代の美術家たちだけでなく、今もなお、多くの美術家たちに影響を与え続けているとともに、20世紀以降の美術の土台となっています。
現代アーティストの藤本由紀夫さんもデュシャンから強く影響を受けたアーティストのお1人。自らをデュシャン・ストーカーと称するほどの「デュシャンピアン」で、これまでさまざまな場、作品、言葉にて、デュシャンを語られています。昨年は、「見立て」を軸にデュシャンと千利休を対峙させた展覧会「見立てと想像力―千利休とマルセル・デュシャンへのオマージュ」に参加され、《Abode of Fancy》と題した茶室を制作されました。
さらに藤本さんは、2004~5年に国立国際美術館と横浜美術館で開催された「マルセル・デュシャンと20世紀美術」展において、通称《遺作》と呼ばれる《1.水の落下、2.照明用ガス、が与えられたとせよ》の立体映像の制作にも携わられました。《遺作》はまるく抜かれた穴をのぞくと裸の女性が横たわっている、という作品で、性やエロスの香りが漂います。本作だけではありません。本展をはじめから最後まで見ると《遺作》だけではなく、デュシャンの作品にはエロスが重要なキーワードになっていることに気づくことができます。「マルセル・デュシャンと日本美術」展では、《遺作》を映像で紹介しています。
今回は、藤本由紀夫さんをゲストにお迎えし、「マルセル・デュシャンと日本美術」展の担当者である、東京国立博物館 研究員の松嶋雅人さんとともに、デュシャンを「見立て」そして「エロス」の2つの視点から考えていきます。
さらに、なぜ、今回の展覧会はデュシャンと日本美術を接続することになったのか。
デュシャンと日本美術が邂逅するとき、そこにはいったい何が見えてくるのか。本展のコンセプト、そして舞台裏にも迫ります。
【参加条件】
銀座 蔦屋書店でイベント参加券(2,000円/税込)をご購入いただいたお客様がご参加いただけます。
【申込方法】
・店頭
・お電話 03-3575-7755
・お電話 03-3575-7755
※オンラインショップでの受付は2018/11/6(火)午前9時の受注分までとさせていただきます。
【注意事項】
*参加券1枚でお一人様にご参加いただけます。
*受付はメインのレジカウンターです。ご来店いただきましたらメインのレジカウンターにお越しいただき、お名前をお申し付けください。参加券をお渡しいたします。
*イベント会場にはイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順で自由席です。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
*受付はメインのレジカウンターです。ご来店いただきましたらメインのレジカウンターにお越しいただき、お名前をお申し付けください。参加券をお渡しいたします。
*イベント会場にはイベント開始の30分前から入場可能です。
*当日の座席は、先着順で自由席です。
*参加券の再発行・キャンセル・払い戻しはお受けできませんのでご了承ください。
*定員に達し次第、受付を終了させて頂きます。
*止むを得ずイベントが中止、内容変更になる場合があります。
【プロフィール】
藤本 由紀夫(ふじもと ゆきお)
1950年名古屋生まれ。1975年大阪芸術大学音楽学科卒。
70年代よりエレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーションを行う。80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。音を形で表現した作品を個展やグループ展にて発表。その作品をつかったパフォーマンスを行うなど、空間を利用した独自のテクノロジーアートの世界を展開している。
「here & there」「separation & conjunction」「revolution& gravity」「silent & listen」といったキーワードで、日常の何気ない物事に注目し、「聞く」という体験を通して、「音」という存在の不思議を表出し、新たな認識へと開かれていくような活動を展開している。
1950年名古屋生まれ。1975年大阪芸術大学音楽学科卒。
70年代よりエレクトロニクスを利用したパフォーマンス、インスタレーションを行う。80年代半ばよりサウンド・オブジェの制作を行う。音を形で表現した作品を個展やグループ展にて発表。その作品をつかったパフォーマンスを行うなど、空間を利用した独自のテクノロジーアートの世界を展開している。
「here & there」「separation & conjunction」「revolution& gravity」「silent & listen」といったキーワードで、日常の何気ない物事に注目し、「聞く」という体験を通して、「音」という存在の不思議を表出し、新たな認識へと開かれていくような活動を展開している。
松嶋 雅人(まつしま まさと)
東京国立博物館研究員。
■略歴 1966年 大阪市生まれ。1992年 金沢美術工芸大学修士課程修了。1997年 東京藝術大学大学院博士課程満期退学。1998年より現職。2018年7月より独立行政法人国立文化財機構・文化財活用センター企画担当課長併任。
東京国立博物館研究員。
■略歴 1966年 大阪市生まれ。1992年 金沢美術工芸大学修士課程修了。1997年 東京藝術大学大学院博士課程満期退学。1998年より現職。2018年7月より独立行政法人国立文化財機構・文化財活用センター企画担当課長併任。
■専門分野:日本絵画史
■主な展覧会企画、著書
展覧会:『没後400年 長谷川等伯』 (東京国立博物館・京都国立博物館 2010)、特別展『京都―洛中洛外図と障壁画の美』(東京国立博物館 2013)、『クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美』(東京国立博物館 2014)、Remaking Tradition: Modern Art of Japan from the Tokyo National Museum(Cleveland Museum of Art, 2014)、『逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし』展企画協力(サントリー美術館 2015)、『生誕150年 黒田清輝-日本近代絵画の巨匠』(東京国立博物館 2016)、『俺たちの国芳 わたしの国貞』(Bunkamura ザ・ミュージアム、神戸市立博物館、名古屋ボストン美術館 2016)、Showdown! Kuniyoshi vs. Kunisada 企画協力(Museum of Fine Arts, Boston, 2017)、『マルセル・デュシャンと日本美術』(東京国立博物館 2018)
展覧会:『没後400年 長谷川等伯』 (東京国立博物館・京都国立博物館 2010)、特別展『京都―洛中洛外図と障壁画の美』(東京国立博物館 2013)、『クリーブランド美術館展─名画でたどる日本の美』(東京国立博物館 2014)、Remaking Tradition: Modern Art of Japan from the Tokyo National Museum(Cleveland Museum of Art, 2014)、『逆境の絵師 久隅守景 親しきものへのまなざし』展企画協力(サントリー美術館 2015)、『生誕150年 黒田清輝-日本近代絵画の巨匠』(東京国立博物館 2016)、『俺たちの国芳 わたしの国貞』(Bunkamura ザ・ミュージアム、神戸市立博物館、名古屋ボストン美術館 2016)、Showdown! Kuniyoshi vs. Kunisada 企画協力(Museum of Fine Arts, Boston, 2017)、『マルセル・デュシャンと日本美術』(東京国立博物館 2018)
著書:『日本の美術』No.489 久隅守景(至文堂 2007)、『日本の美術』No.534 狩野一信(ぎょうせい 2010)、『あやしい美人画』(東京美術 2016)、『細田守 ミライをひらく創作のひみつ』(美術出版社 2018)など
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【展覧会情報】
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
会期:2018年10月2日~12月9日
会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室第1室・第2室
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:00(金土、10月31日、11月1日 〜21:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 1200円 / 大学生 900円 / 高校生 700円 / 中学生以下無料
WEB:http://www.duchamp2018.jp/
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」
会期:2018年10月2日~12月9日
会場:東京国立博物館 平成館 特別展示室第1室・第2室
住所:東京都台東区上野公園13-9
電話番号:03-5777-8600(ハローダイヤル)
開館時間:9:30〜17:00(金土、10月31日、11月1日 〜21:00) ※入館は閉館の30分前まで
休館日:月
料金:一般 1200円 / 大学生 900円 / 高校生 700円 / 中学生以下無料
WEB:http://www.duchamp2018.jp/
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【関連フェア情報】
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」展 開催記念 ARE YOU READY (MADE)?マルセル・デュシャンと考える。
会期:2018年9月24日~2018年11月11日
WEB:https://store.tsite.jp/ginza/event/art/3456-1625270925.html
東京国立博物館・フィラデルフィア美術館交流企画特別展
「マルセル・デュシャンと日本美術」展 開催記念 ARE YOU READY (MADE)?マルセル・デュシャンと考える。
会期:2018年9月24日~2018年11月11日
WEB:https://store.tsite.jp/ginza/event/art/3456-1625270925.html
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【関連ブログ】
アートコンシェルジュ中村のブログ「メガネ越し」で、本展を紹介しております。
【ブログ meganegoshi】マルセル・デュシャンと日本美術展 こんなにたくさんのデュシャン作品が東京に?!しかも日本美術と接続するの?アートコンシェルジュ中村のブログ「メガネ越し」で、本展を紹介しております。
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オンラインショップでの受付は2018/11/6(火)午前9時の受注分までとさせていただきます。
※配送の無い商品(*1)のオンラインショップでの受付は、クレジットカードでのみ承っております。
代金引換でのご注文はキャンセルとなりますのでご注意ください。
*1 参加券のみ及び店頭にてお渡しの商品は配送がございません。
- 日程 2018年11月7日(水)
- 時間 19:30~21:00
- 場所 BOOK EVENT SPACE
- 主催 東京国立博物館
- 定員 50名
- 問い合わせ先 03-3575-7755