【個展】
森洋史「Metafiction」

アート
アートウォールギャラリー
(GINZA SIX6階 スターバックス前展示スペース)
2018年12月26日(水) - 01月31日(木)
アートウォールギャラリー(GINZA SIX6階 スターバックス前展示スペース)では、森洋史 個展「Metafiction」を開催いたします。
 
森洋史は、パロディを手法とし、既存のイメージを組み合わせた作品を制作しています。
主に、西洋の宗教画や日本の古典美術等の名画と、アニメやゲームから引用したイメージのリミックスを展開しています。
「日本のアニメや漫画における同人文化や、伝統を重んじる日本画壇あるいは宗教画などにまつわる権威などに悪戯を講じる狙いがあります」と語る森の作品からは、文脈の異なる別々のイメージが共存する違和感とともに、「見たことあるようで、見たことない」というアイロニーに満ちた既視感を覚えます。
また、一見すると工業製品のような精度を持つ作品は、最新の技術を駆使して制作されています。高い技術を用いた技法によって生まれる緻密さとは裏腹にアニメ調に描かれたイメージとのアンバランス感が生み出す「ズッコケ感」は、作者の仕掛けた壮大な悪戯と言えるでしょう。
 
国内だけでなく、香港、中国、アメリカでの個展の開催や、グループ展やアートフェアへの出展など国際的な広がりを見せる森の活動を集約した本展では、「Lichtenstein × J-pop」シリーズ等これまでの作品を展示する他、「Japanesque」シリーズ、「If There Was Impossible Campbell's Soup Cans…」シリーズの新作を展示予定です。
 
■作家の森氏がアートウォールギャラリーに在廊されます。
12月29日(土)・30日(日)
1月6日(日)・12日(土)・13(日)・19(土)・20(日)・26(土)・27(日)
各日 15時~20時
※お時間は変更される場合もございますので、ご了承くださいませ。
 
 
【Artist Statement】
もしも、ある世界の中に別の世界が邂逅するとどうなってしまうのか。
フィクションの中にさらにフィクションをインプットすることによって生まれる展開、現実にあり得そうであり得ない虚構について考察しながら制作をしています。
 
たとえば、美術史上のマスターピースと呼ばれる作品からの引用を織り成し、ビデオゲームやアニメーションなどの現代に氾濫するあらゆるイメージとのリミックスを行い、ジャンクテイストにコンバートすることが、私の作品の骨組みとなります。
 
私の作品を観た人は某かの既視感を覚えることになりますが、同時にすぐに虚構に過ぎないことに気が付くことでしょう。ただし、イメージの流用については、パロディ作品である以上、茶化す反面、元ネタへのリスペクトが必ず必要であると考えています。やっていて思うのは、パロディ作品としては、私自身の芸術の唯一性やイメージのオリジナリティを極力排除する必要があると考え、元ネタとフィニッシュを絶妙な加減でずらすのは不可欠と考えています。当代の最新の工業テクノロジーと伝統工芸技法とのハイブリッド工法を構築し複雑なプロセスを経て、究極の虚構を追及しています。是非、生の作品を観に来て頂き、楽しんで頂ければ幸いです。

森 洋史

【プロフィール】
森 洋史(もり ひろし)
1977年 東京都生まれ
2013年 東京藝術大学大学院美術研究科油画技法・材料修士課程修了
 
 
【関連商品情報】
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  • 会期 2018年12月26日(水) - 2019年1月31日(木)
  • 時間 10:00~22:30(営業時間)
  • 場所 アートウォールギャラリー
    (GINZA SIX6階 スターバックス前展示スペース)
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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