【フェア】年末年始 読書のすすめ 1
アート・デザイン・写真・建築・漫画・アニメ
展覧会図録
出版社:朝日新聞社
価格 (税込み):3,900円
担当者のおすすめコメント:現代美術を語る上で最重要アーティストの一人、ゲルハルト・リヒター。日本の美術館では16 年ぶりとなった大規模個展の開催を記念した展覧会図録。豊富なカラー図版でその作品を相関しつつ、インタビューと論考も充実した完全保存版。グラフィックデザイナー・須山悠里さんによるそぎ落とされた装丁。作品の持つ、むき出しの言語化できない感覚をも1さつの書籍に落とし込んでいます。
著者:二コラ・ブリオー
出版社:フィルムアート社
価格 (税込み):2,860円
担当者のおすすめコメント:「関係性の美学」を提唱したスターキュレーター ニコラ・ブリオーによって、2009年の刊行された原著の初邦訳。ある特性への帰属の時代から、異なる特性、言語を、置き換える記号の「翻訳」への変化を主張するその姿勢は、多様な価値観が混在し、様々な文化圏のコミュニティーが同時的に存在する現在の表現、アートの未来において、含蓄に富んでいます。
著者:小松崎 拓男
出版社:平凡社
価格 (税込み):2,860円
担当者のおすすめコメント:平塚市美術館主任学芸員、NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]学芸課長を歴任したキュレーター・小松崎 拓男による日本現代美術の四半世紀のドキュメント。村上隆から奈良美智、日比野克彦、森村泰昌、大岩オスカール、―現在のジャパンアートの系譜、日本のアートマーケットの現状を相関する上でも洞察に満ちて刺激的な1冊です。
著者:佐藤卓
出版社:公益財団法人DNP文化振興財団
価格 (税込み):5,500円
担当者のおすすめコメント:ギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)「佐藤卓 TSDO展〈in LIFE〉」開催に伴い、出版された作品集。佐藤卓氏と、氏が率いるデザイン会社TSDOの仕事を、in LIFE=生活の中に溶け込んでいる姿で捉えた異色のビジュアルブック。ホンマタカシ氏の写真による8つの作品は、リアルな生活の現場で撮影され、その中に溶け込むデザインを写し出しています。
著者:塩川いづみ
出版社:玄光社
価格 (税込み):3,300円
担当者のおすすめコメント:イラストレーター、塩川いづみの初めての作品集。仕事、個展、プライベート問わず約200点のイラストが収録され、塩川のこれまでの軌跡をたどる一冊。日常をフラットな視線で捉えた線描は、日常のそことかしこに静かに佇むように紡がれる。
著者:ディック・ブルーナ
出版社:KADOKAWA
価格 (税込み):1,650円
担当者のおすすめコメント:世界中で愛され続けるミッフィーの作者ディック・ブルーナ氏が語る、仕事や人生についてのインタビュー集。グラフィックデザイナーから絵本作家になるまでの思いやキャラクターへの愛やこだわりも必見。ページをめくるたびイラストが可愛く癒される一冊。
著者:牛腸茂雄
出版社:赤々舎
価格 (税込み):8,800円
担当者のおすすめコメント:「自分と世界との関わり」を探求し、1987年に36歳で亡くなった写真家・牛腸茂雄。日本写真史においても重要人物でありながら、その作品集は手に入りにくい状況が続いていました。本書は渋谷PARCO「ほぼ日曜日」で開催された写真展「はじめての、牛腸茂雄。」に際して刊行。その作品全容を網羅した待望の1冊。
著者:マリー・トマノヴァ
出版社:スーパーラボ
価格 (税込み):8,580円
担当者のおすすめコメント:NYを拠点に活躍するチェコ人フォトグラファー Marie Tomanovaの作品集。8年ぶりに故郷であるチェコ南モラヴィアに帰省した際に撮影した作品で構成。NY滞在時の困難の中で故郷を理想化していた彼女は、実際の帰省で自分が異質な存在になった感覚と孤独を抱きます。その作品からは人間誰しもある心の混乱や悩み、その全てを許容して包み込むような温かさを感じ取れるはずです。
著者:ピピヤオ P I P I 姚愛寗
出版社:moom
価格 (税込み):6,000円
担当者のおすすめコメント:銀杏BOYSのジャケットや川島小鳥の『明星』にも被写体として登場し、「ピピ」の相性で親しまれる台湾の女優 ヤオ・アイニン。写真家としても活動する彼女が10年に渡り、撮り続けた作品が収録。その作品からは、自分自身と『みつめ』あい、心が一瞬にして動かされる力を感じ取れます。台湾の書店・moomによる刊行。
著者:東京幻想
出版社:芸術新聞社
価格 (税込み):2,750円
担当者のおすすめコメント:“東京幻想”の風景はもちろんファンタジーですが、日本各地には東京幻想のような、緑で覆いつくされた廃墟群も確かに実在しています。そう考えると東京幻想は現実と背中合わせの虚構にも思えてきます。この虚構と現実を行き来する感覚を味わう面白さをぜひ体験して欲しいイラスト集です。
出版社:エー・アンド・ユー
価格 (税込み):4,950円
担当者のおすすめコメント:本書に収録されている33の茶室はどれも異なる趣をもっており、まさに一期一会の時間のための空間といえます。美しい写真と図面で構成された本書をめくっていくと、茶室というわずか2、3坪の空間にこれほどまでに隙の無いデザインがなされていたのか、という驚きの連続が訪れます。
著者:長坂常
出版社:フィルムアート社
価格 (税込み):2,640円
担当者のおすすめコメント:「半建築」とは長坂常の建築をピタリと言い表しているのではないでしょうか。建築と家具の間、あるいは完成と未完成の間。いかような解釈も長坂の建築に当てはまりそうです。それだけではなく、これからの建築の普遍的な在り様としても「半建築」は示唆に富んだ教えを与えてくれそうです。
著者:三宅乱丈
出版社:KADOKAWA
価格 (税込み):814円
担当者のおすすめコメント:2003年から連載され、2020年にはアニメ化もされた『PET』に引き続き独特で緻密な世界観。何が真実で何が噓なのか常にドキドキとハラハラを与えてくれるサイキックサスペンスです。本作では視点が変わり、前作とまた違った感覚でも楽しめます。
著者:紺野アキラ
出版社:小学館
価格 (税込み):715円
担当者のおすすめコメント:突如、鴻田家に現れた謎の生物クジマ。謎の生物なのに何故か皆クジマに慣れるのがはやいところに思わず笑ってしまいます。クジマ自身も欲望に素直で自販機の下に潜って小銭を探したり、都合が悪くなるとごまかしたり人間より人間らしい姿がとても愛しいです。
- 会期 2022年12月26日(月) - 2023年1月15日(日)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。
- 場所 BOOK売場
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755