【アートウォール京都】 京都を中心に今注目すべきクリエイターを紹介するシリーズを始動。高瀬栞菜 個展「Walk in a tale」を開催
本シリーズでは、大きな変化が起きている現代において、京都を中心として活動している、クリエイターの「今」表現される作品を通じて「京都のアートシーンの現在地」を探ります。書店と融合した開放的な空間に現れるクリエイターの作品。そこから生まれる感情、想像を膨らませることの出来るひと時をお届けします
高瀬栞菜「Walk in a tale」
第1回目となる「京都岡崎 蔦屋書店 アートウォール京都 2021.09」では、アーティスト・高瀬栞菜による個展「Walk in a tale」を開催致します。
高瀬栞菜は「ARTISTS FAIR KYOTO 2021」にも出展し、会場で大きな反響を呼びました。同展のメインビジュアルにも採用されるなど、注目が高まっているアーティストです。
高瀬は、1994年生まれ。2020年、京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程を修了。牙や皮を身に着けた動物をモチーフにした絵画作品を多く手掛けてきました。寓話性を帯びた作品群は、観る人それぞれにパーソナルな感情を抱かせます。それはまるで、記憶の中で出来上がった絵本に出会ったような感覚にも似ています。
本展では、高瀬の代表的なモチーフを含む絵画作品7点を展示致します。
高瀬の作品世界をお楽しみくださいませ。
アーティストステイトメント
私は絵の中だからこそ許される特別な空間、特別な世界、そこから表れる物語に強く惹かれて制作しています。日常の中で気になるモノやコトを日々メモに残し、その言葉を基盤にして画面を作っており、メモには自分の中の悲しみや痛み、不甲斐なく感じたこと、また人間の残酷さや弱さなどのネガティブな面が多いですが、画面におこす際はあえてギャップを持たせることで、基にした言葉から離れた不穏でありながらどこかユーモラスな新たな物語を探っています。所狭しと並んだ背表紙のタイトルを目で追いながら本棚の間を通るとき、たくさんの物語の中を歩いているような感覚になります。今回の展示スペースで、同じように作品の物語の間を歩くような感覚になればと思い「Walk in a tale」というタイトルをつけさせて頂きました。
アーティストプロフィール
高瀬栞菜(たかせかんな)
1994年大阪府生まれ。2020年京都市立芸術大学大学院美術研究科絵画専攻修士課程修了。近年の個展に、「みにおぼえのないはなし」(2019、京都市立芸術大学小ギャラリー)「まひるののこりもの」(2020、ギャラリーモーニング、京都)など。
近年のグループ展に「From the Youth」(2019、青春画廊千北、京都)「京都アートラウンジ」(2019、スターバックスコーヒー京都三条大橋店)「壺つぼツボ展」(2020、ギャラリー恵風、京都)「ARTISTS’ FAIR KYOTO 2021」京都文化博物館(2021、京都)「Contemporary Art Fair」(2021、阪急うめだ、大阪)「Enclosed mythology」Artist-in-Residence (2021、京都)など
展示・作品詳細
ピース 2021 333×242mm キャンバスに油彩
虹を噛むワニ 2021 515×365mm キャンバスに油彩
グッド オア バッド 2021 455×380mm キャンバスに油彩
販売詳細
本展出品作品の一部を、京都岡崎 蔦屋書店店頭、オンラインストア(OIL by 美術手帖)にて販売いたします。
※期間は変更になる場合があります。
イベント詳細
会場|京都岡崎 蔦屋書店 ギャラリースペース
時間|8:00〜20:00
入場|無料
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)/kyoto-okazaki_info@ccc.co.jp
特集ページ|https://store.tsite.jp/kyoto-okazaki/blog/art/22051-1627480902.html