【ギャラリーEN ウォール】飯田美穂 個展「±image∓」
右:「image, Goya - Majas」⿇布を脱⾊、⽊炭、膠、油絵の具 1168×910×25㎜ 2022年 左上:「image, Goya」綿布、油絵の具 610×500×25 mm 2022年 左下:「image, Morisot」綿布、油絵
京都岡崎 蔦屋書店(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)は、画家・飯⽥美穂の個展「±image∓」(プラスマイナスイメージマイナスプラス)を7⽉29⽇(⾦)から8⽉15⽇(⽉)の期間に開催。本展では、新作5点を含む 近作群を発表いたします。⻄洋絵画の巨匠たちへのオマージュから⽣み出される作品の世界をお楽しみください。
- ・概要
飯⽥美穂は2018年に京都造形芸術⼤学⼤学院油画コースを修了後、愛知県を拠点に関⻄での個展やグループ展に精⼒的に参加しており、近年ではアートフェアなどへを通して、東京でも注⽬度を⾼めているアーティストです。
マネ、ゴヤ、ルノアールといった名画を引⽤し、独⾃の感性によってそのイメージを簡略化させる作⾵が特徴的です。飯⽥の作品の背景には、常に絵画の巨匠たちへの愛とリスペクトが存在しています。鑑賞者は飯⽥の作品と、かつて感じた名画の記憶とを重ね合わせることで、新たな視点を得られます。
「±image∓」と題された本展では、新作5点を含む近作群を発表いたします。個展のタイトルは「絵を描くという⾏為 は、あるイメージが絵の具などの素材によって⾜し引きされる計算式のようなもの」ととらえてつけられたもの。絵画の巨匠たちへのオマージュから⽣み出される彼⼥の新鮮な作品の世界が、新しい絵画鑑賞の楽しみ⽅を教えてくれます。
- ・アーティストステートメント
「ふるえる信号は絵の中にダイブする ー 2」
⽩い壁の空間ができるよと聞いて、光と影だなあと直感的につながって、最近⼿に⼊れ たデジタルトイカメラを持ってそとに出た。帰ってきたときに、「ここってこんなにもグレーだったっけ」という印象を 受けて、そのまま制作にうつりました。
ふと⼿元を⾒ると、使っていた筆に「Manet」と書かれていて、これはたしかパリで買った筆だった。だいすきなマネもこんな筆で描いていたのかなーとぼんやり考えながらキャンバスの前に座ると、スタジオの蒸し暑さと相まって⾵船みた いな⼼地。なかなかつかめないイメージとそれをつなぎ⽌める絵の具が舞台上に⾶び⽕する。そういえば線⾹花⽕みたい なカンディンスキーの絵を⾒たのだった。それからゼロ地点に⽴ち戻してくれる絵も。驚きと発⾒のある作品がこんなに もたくさんで、画材屋さんに寄るのを忘れた。
お花屋さんの通りを通る。隣り合わせと向かいからフレッシュで瑞々しい空気。そんな鮮度をお届けできたら、とっても ハッピー。
2022.06.30 飯⽥美穂
- ・販売について
京都岡崎 蔦屋書店 店頭にて7⽉29⽇(⾦)10時より販売を開始いたします。
また、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」でも同期間に販売いたします。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売終了することがあります。
- ・アーティストプロフィール
【略歴】
2018年 愛知県にて制作活動
2018年 京都造形芸術⼤学⼤学院 芸術専攻芸術研究科 ペインティング領域油画コース 修了
2016年 名古屋芸術⼤学 美術学部 美術学科 洋画2コース 卒業
2014年 イギリス・ブライトン⼤学 B.A. ペインティングコース 派遣交換留学
2012年 名古屋芸術⼤学 美術学部 美術学科 洋画コース ⼊学
【個展】
2022年 ⽬の絵 2022|menuet 2022(New Pure +, Chika No Akichi/⼤阪)
2022年 ⽬の絵|menuet, on your screen(⻑亭GALLERY/東京)
2021年 1QQ1/本をよむ絵、しるしを所有するもの(銀座蔦屋書店 ART WALL Gallery/東京)
2020年 □(1x1/2x2), they-1(FINCH ARTS/京都)
- ・展⽰詳細
「image, Goya - Majas」⿇布を脱⾊、⽊炭、膠、油絵の具 1168×910×25㎜ 2022年
飯⽥美穂 個展「±image∓」
期間|2022年7⽉29⽇(⾦)〜8⽉15⽇(⽉)
会場|GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※フェア終了⽇は変更になる場合があります。