【ギャラリー EN ウォール】水田典寿 個展
「朧げな輪郭」

アート
2023年08月05日(土) - 08月29日(火)

「無題」流⽊ W170×H65×D 120 mm 2023

  • ・概要

 

⽔⽥典寿は、東京を拠点にする造形作家。廃材や流⽊等を使い、家具や彫刻を制作しています。形、⾊、表⾯のテクスチャなど素材の形の魅⼒を最⼤限に⽣かし、独特の気配をまとうその作品は、国内外の個展やグループ展を通して発表され、多くのファンを魅了しています。数年のちにようやく形を⾒出すこともあるという素材の流⽊は、海辺で⽔⽥がひとつひとつ拾い上げたもの。そうした⾃然のものと、時には⼈⼯の廃材なども組み合わせてひとつの作品に仕上げています。ある⾓度からは、⽔⽥が作り上げた動物の姿がはっきりと⽬に映る⼀⽅で、視点をぐるりとめぐらすと朽ちた⽊材が残される様⼦は、まるで命の栄故が表現されているようで、思わずはっとさせられます。美しく静謐(せいひつ)な作品世界を伝えるべく、⽔⽥⾃⾝の⼿により作り上げるこだわりの展⽰空間にもぜひご注⽬ください。
 

  • ・本展に寄せて

 

制作を始めた当初から『記憶と時間』が⼤切なテーマとなっています。時間を経て⾵化し朽ちていく物の美しさに惹かれ、それを作品に留めたく流⽊や古材、廃材などの素材を使い制作しています。それらの素材はすでに多くの記憶と時間を宿しています。流⽊は⽊として⽣きた記憶、海に流れ着くまでの時間、古材や廃材などの⼈⼯物は表⾯についた傷などに使っていた⼈の思い出や時間が刻まれています。素材のままでは伝わり難い儚(はかな)さや懐かしさなどの感情を作品にする事で鑑賞者の過ぎた時間と結びついた記憶を呼び起こしたいと思っています。

 

水田典寿

 

 

「無題」流⽊ W600×H840×D470㎜ 2023

 

  • ・アーティスト紹介

 

⽔⽥典寿
1977年 東京⽣まれ
2003年より独学で制作を始め年に数回のペースで個展を開催。
●近年の個展
2023「痕迹」(潮州城⾯/瀋陽)
2023「旅路」(Gallery SU/東京)
2022「YAMAとMIZU」(⾬晴/東京)
2022「差」(ギャラリー七宝/北京)
2022「うつる」(ギャラリー エム・ツー/⾼知)
2021「⽔⽥典寿作品展」(poool/gallery/東京)
2020「⽔⽥典寿個展」(ANNTETA/福岡)
2018「囁くものたち」(ATSUKOBARPUH/東京) 他多数
●著作
2022「漂流物」(BON BOOK)
●装画
「壺中に天あり獣あり」(⾦⼦薫 著/講談社 2019)

 

 

 

      

                           アトリエ⾵景

 

  • ・販売について

 

2023年8⽉5⽇(⼟)10:00より店頭販売いたします。
※アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」では、同⽇11:00より販売開始します。
※作品はプレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022

 

 

「流⽊の翼」流⽊ W480×H500×D210 ㎜ 2023

  • ・展覧会情報

 

⽔⽥典寿 個展 「朧げな輪郭」
期間|2023年8⽉5⽇(⼟)〜2023年8⽉29⽇(⽕)
時間|8:00〜20:00 ※初⽇のみ10:00〜20:00
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)

※終了⽇は変更になる場合があります。

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