余白を描く
アート
2020年02月24日(月) - 04月04日(土)
ただいまアートコーナーのフェア台では「余白を描く」をテーマに、山水画の書籍を中心にご紹介しています。
山水画は禅とともに中国から伝わった、山など自然の風景を創造的に描いた絵画技法です。当時の画家たちは、自然や四季の変化を肌で感じ、独自の解釈でそれを発展させていきました。モチーフを極限までそぎ落とし、墨の濃淡や余白で描いた風景は、卓越した描法で描かれています。
当時の画家たちには世界はいったいどんなふうに見えていたのでしょうか?
冬から春へと向かうこの季節、昔から受け継がれてきた自然観が一体どのように形成されてきたのか、書籍でそのルーツを探ることができたらと思います。
また、ご一緒にサンドピクチャーをご紹介しています。サンドピクチャーとは、密封された2枚のガラス板の間で、水・空気・比重の異なる砂が自由に動き回る事で様々な絵を描き出すアート作品です。絵を逆さまにすると砂が落ち始め、砂丘や山のように様々な情景を描き出します。
一期一会の景色を楽しんでみませんか?
- 会期 2月24日(月)~4月4日(土)