【展示】坪本知恵 個展「⽂字をなぞる。⽂字を読む。」を1⽉8⽇(⽉)より開催。

展示・展覧会
2024年01月08日(月) - 02月04日(日)
概要
坪本知恵は、⼦どものときに地元・愛媛県で受けた歴史教育の中で、⼋坂神社境内に建てられた「⽇露戦役記念碑」の存在を知りました。それは愛媛の歴史学者・画家・県会議員であった安藤正楽が地元から請われて⽯碑に寄せた⽂⾔が反戦を意味していたことから当時⾮難され、表⾯の⽂字が削られた状態の⽯碑であり、地域では「顔のない碑」と呼ばれながらも次世代へと受け継がれてきたものでした。少⼥時代の坪本はそのいきさつや存在に強烈なインパクトを受けたといいます。
近年、⾃らの創作スタイルを模索していたときに、少⼥時代に⽬にしたその⽯碑を思い出し、インスピレーションを得たことが、今回のシリーズのきっかけとなっています。いずれも、ステンシルを⽤いて何度も塗り重ねられ、⽂字としては意味が読み取れない形を画⾯上に作り上げています。⼈に「伝わる」⽅法とは何か、不確定で不確実な現実とどう向き合うのかを、坪本は作品を通じて表現しています。
 
 
本展に寄せて
今回の個展はタイトルを「⽂字をなぞる。⽂字を読む。」としました。
私の作品は、伝わらないことやわからないことをわからないままに、意味のないことを意味のないままに、そのままの状態を感覚的に得ることに重きを置いています。より多くの⼈が、⽂字の読み⽅、なぞりかた、ものの感じ⽅、感じ取り⽅に意識を戻すきっかけになれば良いなと思っています。

坪本知恵
 
 
アーティストプロフィール
坪本 知恵(つぼもと・ちえ)

1997年 愛媛県⽣まれ
2020年 京都芸術⼤学 (旧:京都造形芸術⼤学)美術⼯芸学科修了
現在、京都を拠点に活動。⾔葉の保存と伝達をテーマに作品を制作する。近作は安藤正楽による⽇露戦役記念碑からインスピレーションを受け制作を⾏う。

◆個展
2023年「間の形」(YUKIKOMIZUTANI)
◆グループ展
2022年「TIDE- 潮流が形になる時」千島⼟地コレクション(⼤阪)
2022年「ARTISTSʼ FAIR KYOTO 2022」(京都)
2020年「2020年度京都造形芸術⼤学卒業作品展・修了展」(京都)
2019年「Artistʼs Tideland KYOTO」(東京)
2019年「Little Cloud」(岡⼭)
2018年「OSTEN BIENNIAL of DRAWING Skopje 2018」(北マケドニア)
2017年「ULTRA GLOBAL AWARD 2017- 新しい泉についての錬⾦術-作ることと作らない事」(京都)

◆受賞・その他
2019年 公益財団法⼈クマ財団3期⽣
2018年「OSTEN BIENNIAL of DRAWING Skopje 2018」Finalist選出
2017年「ULTORA GLOBAL AWARD 2017」後藤繁雄賞
◆コーポレートコレクション
2022年 おおさか創造千島財団(⼤阪)
2021年 OCA Tokyo(東京)
2018年 OSTEN (北マケドニア)
 
 
販売について
会場展⽰作品は、2024年1⽉8⽇(⽉)10:00より販売開始いたします。アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」では、1⽉15⽇(⽉)11:00〜2⽉4⽇(⽇)18:00の期間販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 
\オンラインストアで購入する/
2024年1⽉15⽇(月)11:00~販売開始
 
 
展示詳細
坪本知恵 個展 「⽂字をなぞる。⽂字を読む。」

会期|2024年1⽉8⽇(⽉)〜年2⽉4⽇(⽇)
時間|10:00〜20:00 ※最終⽇のみ18時閉場
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
主催|京都 蔦屋書店
⼊場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
 
  • 会期 2024年1月8日(月)~2月4日(日)
  • 時間 10:00~20:00 ※最終⽇のみ18時閉場
  • 会場 京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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