【展示】田上真也 陶展「殻リミ空舞フ」を5月2日(木)より開催。殻より生まれ、やがて終焉する生命の大きな流れと躍動感を表現。

展示・展覧会
2024年05月02日(木) - 05月19日(日)
京都 蔦屋書店では、田上真也 陶展「殻リミ空舞フ」を、5月2日(木)~5月19日(日)の期間、 6F アートスクエアにて開催します。
 
 
 
 
概要
陶芸家・田上真也は1976年京都府生まれ。大学卒業後は社会人として働く一方で、新たに京都嵯峨芸術大学短期大学部美術学科陶芸コースで学び、2003年に卒業しました。以降2017年まで同大学の講師を務め、現在も京都にて制作を行っています。

田上は信楽の土を手びねりで造形し、青の釉薬を使って焼き上げています。「殻(から)」というテーマのもと、立体作品のなかに、からっぽの「空」、卵の「殻」、そして生命の誕生の源である海の青、空の青など、多様な意味を絡ませています。白い釉薬で装飾され、掻きおとしの技法を使い、中心から放射状に広がるように線が入っており、空洞のある形状は「内側」と「外側」の関係や、卵の殻から生まれ出るようなエネルギーも感じさせます。

国内では2023年、京都市京セラ美術館で開催された、柔軟な発想でめざましい活動を展開する作家を紹介した展覧会「跳躍するつくり手たち」への出展で注目されたほか、これまで国外でも高い評価を受けています。
本展のタイトル「殻リミ空舞フ(カラリミソラマフ)」は、作品の数々が「み空にむかい軽やかに舞い踊る存在に」という想いを文字に纏わせたといいます。期間中は新たに制作した大作や、生活に取り入れることもできる器などの小作品を含め、約30点を展示します。

 
 
アーティストステートメント
殻。卵の殻、貝殻、種子の殻・・・。
成長に伴うあらゆる生命活動に
欠かすことのできない存在としての「殻」。
己が分泌物、己が細胞等を変化させ、生命活動に必要な力を、
時間をかけ幾層にも纏う。
その時空間を囲みとる様に、魅力を感じると共に、
作り手としての自分の行為、自分の作品をも重ね合わせる。

殻より出でる瞬間から始まる、新たな生命活動の予感。
太古の時代、海中より爆発的に進化を遂げた生命の痕跡。
生命が終わりを迎え、その行方を感じさせる空。
私のつくる作品はそれらを感じて戴ける存在でありたい。

カラリと舞踊るイメージで制作した陶立体作品を中心に、
生活空間に取り入ることのできる小作品もあわせて新作30点程にて、
かろやかな空気の流れを感じさせる空間を構成いたします。
ぜひ御高覧を戴き、ご教示賜りますようよろしくお願い申し上げます。

田上真也
 
 
 
販売について
会場展示作品は、5月2日(木)10:00より販売開始。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、5月6日(月)11:00より5月19日(日)17:00の期間、一部の作品を販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
\オンラインストアで購入する/
販売期間:2024年5⽉6⽇(月)11:00~5⽉19⽇(日)17:00
 
 
アーティストプロフィール
田上真也 Shinya TANOUE
 

1976年 京都府生まれ
1999年 同志社大学神学部卒業
2003年 京都嵯峨芸術大学短期大学部美術学科陶芸コース卒業
2010年 京都嵯峨芸術大学非常勤講師 ~'17年まで勤務
現在、京都市伏見区にて制作

個展
2008年 田上真也展-陶 青いふちの球形-(INAXガレリアセラミカ:東京) 
2013年 田上真也 陶展‐器型・殻形‐(JR三越伊勢丹6階美術/アート解放区:大阪)
2016年 Coquille-Eclosion par Shinya TANOUE(MIZEN Fine Art: Paris:フランス)
2018年 田上真也陶展 海ヲ纏ウ土(東五六:京都)
2020年 田上真也当代陶瓷展(時間博物館:北京)
 
●公募・グループ展(2020年~)
2020年/Collect2020(Somerset House London:イギリス)ESH Galleryブースより出展、Japonismes 2020 by wamono art- Contemporary Interpretation of Japanismes –(HART Hall at H Queen's :Hong Kong)
2021年/やきものの現在 土から成るかたち‐PartⅩⅧ The Present Situation of Cereamic Art(多治見市文化工房ギャラリーヴォイス:岐阜)、ART021上海廿一当代艺术博览会ART021 Shanghai Contemporary Art Fair(Shanghai Exhibition Center:上海)、
對談 工與藝 Crafts Dialogue(Contemporary Crafts Centre Hong Kong:香港)
2022年/ART CONTEMPORAIN JAPONAIS(AIFA - A. Iynedjian Fine Art: Vandoeuvres, Switzerland)、Surfaces, Contemporary Japanese Ceramics’ curated by Didier Delville(galerie hioco:Paris)、Pure Form: Japanese Sculptural Ceramics Art Gallery of SouthAustralia, Adelaide; Australia
2023年/跳躍するつくり手たち:人と自然の未来を見つめるアート、デザイン、テクノロジー(京都市京セラ美術館 新館 東山キューブ,京都)、Fine Art Asia 典亞藝博2023 (HKCEC 香港會議展覽中心,香港)、陶与漆的对话 日本当代艺术家田上真也和十时启悦双个展(上海圣佳艺术空间,上海)
 
●受賞
2005年 第7回国際陶磁器展美濃(セラミックパークMINO/岐阜)審査員特別賞
2007年 第19回日本陶芸展(大丸ミュージアム東京/大阪巡回)優秀作品賞 毎日新聞社賞、第45回記念朝日陶芸展(名古屋他巡回)奨励賞
2017年 第11回国際陶磁器展美濃(セラミックパークMINO/岐阜)審査員特別賞
 
●作品収蔵
京都文化博物館(京都)  
兵庫陶芸美術館(兵庫)  
世界のタイル博物館(愛知)
Minneapolis Institute of Arts(Minneapolis, MN:アメリカ合衆国)
Tweed Museum of Art(Duluth,MN:アメリカ合衆国)
Los Angeles County Museum of Art(Los Angeles,CA:アメリカ合衆国)
Phoenix Art Museum(Phoenix,AZ:アメリカ合衆国)
Cincinnati Art Museum(Cincinnati,OH:アメリカ合衆国)
Crocker Museum(Sacramento,CA:アメリカ合衆国)
Seattle Art Museum (Seattle,WA:アメリカ合衆国)
 
 
展示詳細
田上真也 陶展 「殻リミ空舞フ」
会期|2024年5月2日(木)~5月19日(日)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
会場|京都 蔦屋書店 6F アートスクエア
主催|京都 蔦屋書店
協力|東五六
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
  • 会期 2024年5月2日(木)~5月19日(日)
  • 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
  • 会場 京都 蔦屋書店 6F アートスクエア
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • 協力 東五六
  • 入場 無料
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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