【フェア】平凡社『日本写真史:写真雑誌1874–1985』刊行記念

写真
2024年04月08日(月) - 05月14日(火)
 
 
 
概要
京都 蔦屋書店では、平凡社刊『日本写真史:写真雑誌1874–1985』の出版を記念したフェアを開催いたします。
 
「日本の写真史は、“写真雑誌”の歴史である。」
 
近年まで、日本においてはギャラリーや美術館といったインフラが整っておらず、オリジナルプリントの市場もなかったため、長らく写真家は同好会の会報誌、カメラ月刊誌、自主制作の雑誌など、いわゆる印刷メディアにおいて作品を発表してきました。つまり、日本の写真史は、雑誌文化をプラットフォームとして独自の発展を遂げてきたのです。
 
本書は、写真家が「初出」として作品を発表してきた“場”=雑誌誌面を、黎明期から戦前・戦後、復興期、そして現代の多様なマスメディアの時代にいたるまでの図版1,300点以上、80誌以上、写真家400名以上を網羅した、抜本的かつ包括的な1冊となります。また、日本写真の歴史を理解するための貴重な「プライマリーソース」を豊富に収録しています。本書が日本写真が歩んできた豊穣な歴史を再発見いただきたく契機となることを願っています。
同時に、関連書籍としてヴィンテージ写真集や著名雑誌の復刻版なども各種、取り揃えています。みなさまのご来場をお待ちしております。
 
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平凡社刊『日本写真史:写真雑誌1874–1985』
金子隆一/戸田昌子/アイヴァン・ヴァルタニアン編著
定価22,000円(本体20,000円+税)
フルカラー500ページ/261 x 48 x 294 mm/ハードカバー・函入り
https://www.heibonsha.co.jp/book/b639160.html
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We are pleased to have a fair at Kyoto TSUTAYA BOOKS for a significant addition to the history of photography, Japanese Photography Magazines: 1874 to 1985, a new book published by Heibonsha.
 
The history of photography in Japan is the history of photography magazines.
 
For a long time, photographers in Japan published their work in so-called print media such as club newsletters, monthly camera magazines and independent magazines, as there was no infrastructure such as galleries and museums, and no market for original prints. In other words, the history of photography in Japan has developed in its own way, with magazine culture as a launching pad.
 
This comprehensive and exhaustive volume covers more than 1,300 illustrations, more than 80 magazines and more than 400 photographers from the dawn of photography to the pre-war and post-war periods, the reconstruction period and the present-day era of diverse mass media. It provides a valuable primary source that is a must-read for understanding the history of Japanese photography. We hope that you will take this opportunity to discover the rich and fertile history of Japanese photography.
At the same time, a variety of related books, including vintage photography books and reproductions of well-known magazines, are also available for your viewing pleasure.
 
 
 
プロフィール
金子隆一(かねこ・りゅういち)
写真史家、写真評論家、写真集コレクター。1970年代に写真集、写真雑誌の蒐集を開始。1980年代、『日本写真全集』全12巻(小学館)の調査員として、全国にわたって近代写真の発掘と調査を行なう。1988年から2015年まで東京都写真美術館開館の専門調査員を務めた。日本写真と日本の写真集の専門家として、The History of Japanese Photography(ヒューストン美術館、2003年)、『日本写真集史1956–1986』(赤々舎、2009年)など多数の著書を執筆し、国際的な出版物や展覧会に貢献した。2021年、逝去。
 
戸田昌子(とだ・まさこ)
写真史家、作家、日本写真キュレーター。東京大学大学院人文社会系研究科文化資源学研究専攻修士課程修了。ジャーナリズム、印刷技法、書物史などの観点から日本を中心とした写真史の研究活動を行なう。2006年、日本写真芸術学会奨励賞受賞。武蔵野美術大学、東京綜合写真専門学校などで講師を務める。著書に『われわれはいま、どんな時代に生きているのか——岡村昭彦の言葉と写真』(監修、赤々舎、2020年)、『Hisae Imai』(監修、赤々舎、2022年)がある。
 
アイヴァン・ヴァルタニアン(Ivan Vartanian)
ニューヨー出身。Aperture Foundationを経て1997年に来日。以降、東京を拠点に、日本のアート、写真に関する企画、編集、キュレーション、執筆、出版活動を行なう。著書にSetting Sun:Writings by Japanese Photographers(Aperture、2005年)、金子隆一との共著Japanese Photo books of the 1960s & ‘70s(Aperture、2009年)などがある。2015年にはニューヨークでシンポジウム『SHASHIN : PHOTOGRAPHY FROM JAPAN』と関連プログラムを企画、開催。ゴリーガブックス主宰。
 
 
 
販売について
店頭にて販売中
※ 一部作品集もオンライン掲載中
 
 
 
フェア詳細
平凡社『日本写真史:写真雑誌1874–1985』刊行記念
会期|2024年4月8日(月)~5月14日(火)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
会場|京都 蔦屋書店 5階 BOOK売り場(写真・ファッション売り場)
主催|京都 蔦屋書店
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
  • 会期 2024年4月8日(月)~5月14日(火)
  • 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00閉場
  • 会場 京都 蔦屋書店 5階 BOOK売り場(写真・ファッション売り場)
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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