【フェア】yuki onizuka 刺繍ジュエリー『余花展』

工芸
2024年05月01日(水) - 05月30日(木)
概要
大正時代に群馬県桐生市で、和装品の刺繍をするために生まれた横振り刺繍。
yuki onizukaのアイテムは、この伝統的な刺繍技法を用いて生み出されます。日本で長く受け継がれてきた伝統工芸を新たな視点から捉え、”刺繍" の既成概念に縛られない構造と立体感で、植物の美しい表情を切り取り、現代的なジュエリーへと昇華させています。日常から特別なシーンまで、フレキシブル・エイジレスに活躍する新たな刺繍ジュエリーです。
 
フェアのタイトルとなっている『余花』とは、初夏の季語。立夏を過ぎてから若葉の中に咲いている花や桜のことを指します。夏の始まるひと時に咲く、yuki onizukaのジュエリーをお楽しみください。
 
 
プロフィール
鬼塚友紀
1991年 神奈川県生まれ。文化服装学院卒業後、京都へ移住。
職人として、寺院の仏具や袈裟の修復を行う中で横振り刺繍の技術を学ぶ。古びてはいるけれど、持ち主の想いがこもった替えの効かない一着に日々触れてきた経験から、自分自身の手でも、使い手の想いを乗せられるような特別な一点を生み出したいと志し、刺繍作品の制作を始める。
 
2020年より、刺繍ジュエリーブランド「yuki onizuka」をスタート。現在も京都で学び続けている、いけばなで培った感性と刺繍を融合させ、70年前に製造されたJUKI製の横振り刺繍ミシンで制作を行う。
 
<横振り刺繍>
大正末期に群馬県桐生市で生まれた伝統工芸。
打掛や振袖、半衿など、刺繍に柔らかい味わいのある風合いが必要な和装品に多く用いられてきた刺繍技法であり、専用のミシンを用いて行います。ミシンの針が左右に振れながら刺繍をしていくため横振り刺繍と呼ばれており、手元、膝元、足元の3点を同時に操作しながら進めていきます。昨今流通しているコンピューター制御の自動刺繍と比べると、フリーハンドで行うため、熟練すると細やかな表現を生み出せるのが特徴です。コンピューター刺繍にはない、手仕事によって生み出されるyuki onizukaならではの表現の豊かさを作品より感じていただけましたら幸いです。現在、横振り刺繍は、職人の高齢化と継承者不足により絶滅の危機に瀕している伝統工芸の一つと言われています。
 
「yuki onizuka」では、ひっそりとこの技術が失われてしまう前に、多くの方にこの技術を伝え、興味関心を持っていただきたいという意志のもとに制作活動を行っています。
 
 
フェア詳細
yuki onizuka 刺繍ジュエリー『余花展』
会期|2024年5月1日(水)~5月30日(木)
時間|10:00~20:00
会場|京都 蔦屋書店 6階 文具売場
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/ kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
  • 会期 2024年5月1日(水)~5月30日(木)
  • 時間 10:00~20:00
  • 会場 京都 蔦屋書店 6階 文具売場
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内)kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

SHARE

一覧に戻る