【展示】ミシオ 個展「星座と/は違う/手(サースカムスタンス)」5月29日(水)より開催。“選択の余地がない状況”というテーマを、クッションテーブルを支持体として表現する試み。
展示・展覧会
2024年05月29日(水) - 06月17日(月)
ミシオ 個展「星座と/は違う/手(サースカムスタンス)」を京都 蔦屋書店 6F アートウォールにて、2024年5月29日(水)~6月17日(月)の期間に開催いたします。
▼概要
▼展示詳細
概要
ミシオは京都の美大への進学、中退を経たのち、「Reborn-Art Festival2017」をきっかけにして開催拠点の宮城県石巻市に移住。約3年半にわたり創作活動を行った後、現在は生まれ故郷の京都へ制作拠点を移しています。日常性に興味があるというミシオの制作の着想は、自身のルーツや境遇、故郷の歴史、その地での個人的な記憶などから得ています。生き方が規定されることについてアプローチし、社会的輪郭を壁や窓に見立てて表現しています。今回の展示では、新たな支持体として「クッションテーブル」を用い、“選択の余地がない状況”について表現します。展示タイトルにあるサースカムスタンスとは、ミシオによる造語で「circumstance(状況、環境)」+「scum(液面に浮く浮きカス、泡、あく、皮膜、汚れ)」を組み合わせ、近所の池に浮いている泡のような汚れを、選択の余地がない状況を表現する例えとして命題しました。作品を生み出すごとに変化するミシオの現在にご注目ください。
アーティストステートメント
些細なものから呪いになるくらい大きなものまで、人は生まれや育ち、変えようのない属性や、日常を形作る諸要素によって規定され続け、それらがその人の社会的な輪郭として表れる。
「星座と/ は違う/ 手」と名付けた連作は、そうした社会的な輪郭を作る要因を“壁”に置き換え、重なり合った壁をモチーフにした絵画とそれを設置する白い壁との間に、私とその家族が仕方なく使っているクッションテーブルを挟んでいる作品だ。
ホワイトキューブは見(せ)たいものを見(せ)るためのものであり、見(せ)たくないものを見(せ)ないためのものでもある。モチーフが設定された絵は窓の役割を担い、窓になるということはフレームを通して壁ごと穴を開けるということでもある。
絵画は制度を通して権威や社会格差を形作ることに関わり、そうすることで今日まで存立し続けてきた。そう考えると同時に、しかし絵画を観ることによって少なくとも私は心を動かされてきた。私は絵画を通して個人が呪いを抱えながら生きることと、呪いから解かれようとすること、どちらともを肯定するためにこの展示を行おうと思う。
ミシオ
「星座と/ は違う/ 手」と名付けた連作は、そうした社会的な輪郭を作る要因を“壁”に置き換え、重なり合った壁をモチーフにした絵画とそれを設置する白い壁との間に、私とその家族が仕方なく使っているクッションテーブルを挟んでいる作品だ。
ホワイトキューブは見(せ)たいものを見(せ)るためのものであり、見(せ)たくないものを見(せ)ないためのものでもある。モチーフが設定された絵は窓の役割を担い、窓になるということはフレームを通して壁ごと穴を開けるということでもある。
絵画は制度を通して権威や社会格差を形作ることに関わり、そうすることで今日まで存立し続けてきた。そう考えると同時に、しかし絵画を観ることによって少なくとも私は心を動かされてきた。私は絵画を通して個人が呪いを抱えながら生きることと、呪いから解かれようとすること、どちらともを肯定するためにこの展示を行おうと思う。
ミシオ
アーティストプロフィール
ミシオ
1998年 京都府出身
2017年 京都府の美大を中退
2018年 アーティストランスペース「石巻のキワマリ荘」に移住。自身の居住室を展示空間と兼用する「おやすみ帝国」の運営を2021年まで行う。
2021年 出身地在住
2017年 京都府の美大を中退
2018年 アーティストランスペース「石巻のキワマリ荘」に移住。自身の居住室を展示空間と兼用する「おやすみ帝国」の運営を2021年まで行う。
2021年 出身地在住
●個展
2023年「スカム川螺旋半身浴」ギャラリーヒルゲート(京都)
2023年「犬人間(ほんとは蛙)なので、目も犬のがいい」京都岡崎 蔦屋書店(京都)
2021年「光の束」石巻のキワマリ荘 2F(宮城·石巻)
2020年「See you in the next life because we are not Noah.」ART DRUG CENTER(宮城·石巻)
2019年「Viewfinder」おやすみ帝国(宮城·石巻)
2018年「展覧会(路上のゴミに顔を描く)」おやすみ帝国(宮城·石巻)
2018年「この星」おやすみ帝国 (宮城·石巻)
2023年「犬人間(ほんとは蛙)なので、目も犬のがいい」京都岡崎 蔦屋書店(京都)
2021年「光の束」石巻のキワマリ荘 2F(宮城·石巻)
2020年「See you in the next life because we are not Noah.」ART DRUG CENTER(宮城·石巻)
2019年「Viewfinder」おやすみ帝国(宮城·石巻)
2018年「展覧会(路上のゴミに顔を描く)」おやすみ帝国(宮城·石巻)
2018年「この星」おやすみ帝国 (宮城·石巻)
●グループ展
2023年「かめおか霧の芸術祭·城跡芸術展2023」丹波亀山城跡(京都・亀岡)
2022年「瀬戸内ゴミンナ~レ!!」 旧玉野市消防署(岡山·宇野)
2022年「マンションみどり 春の新生活応援祭り」マンションみどり(大阪·藤井寺)
2021年「まちとアートのマルチプレイ『美術の學校 - 実践編』」すずらん商店街(山形)
2021年「手つかずの庭」 石巻のキワマリ荘(宮城·石巻)
2021年「vernacular communication」TAMA ART CENTER(多摩川河川敷)
2021年「BEACON」 各所 / インターネット上での公開(https://beac0n.com/#)
2021年「第2回 芸術ハカセは見た!」徳島城博物館(徳島)
2020年「水の無いプール」おやすみ帝国(宮城)
2020年「MOLE GALLERY -MOLE COLLECTION 2020-」Cyg art gallery(岩手·盛岡)
2019年「Reborn-Art Festival 2019」石巻市街地エリア(宮城·石巻)
2019年「Wave Of Mutilation」おやすみ帝国(宮城·石巻)
販売について
会場展示作品は、5月29日(水)10:00より販売します。
アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、2024年6月3日(月)10:00より6月17日(月)17:00の期間販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
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展示詳細
ミシオ「星座と/は違う/手(サースカムスタンス)」
会期|2024年5月29日(水)~6月17日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
- 会期 2024年5月29日(水)~6月17日(月)
- 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
- 会場 京都 蔦屋書店 6F アートウォール
- 主催 京都 蔦屋書店
- 入場 無料
- お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp