【展覧会】柴田七美・松本千里の2人展「Dual Vision」を8月27日(火)より開催。現代工芸の造形美、絵画作品の質感と筆致が会場で共生し、交差する。

展示・展覧会
2024年08月27日(火) - 09月18日(水)
5F エキシビションスペースにて、柴田七美・松本千里の2人展「Dual Vision」を2024年8月27日(火)~9月18日(水)の期間に開催します。
 
 
 
概要
異なる感性と表現手法を持つ作家、柴田七美・松本千里の2人展を開催いたします。

柴田七美は1985年福岡生まれ。柴田の描くモチーフのイメージは、映画、舞台、小説など、自身が読んだり見たり聞いたりした作品から描き起こしつつ、既存の物語を伝えるのではなく、曖昧なイメージから鑑賞者一人ひとりが物語を想像し、色や形やマチエールなどを楽しめることを目指しています。情報をそぎ落とし、残った油絵具の質感や筆致によって、小さなキャンバスの上では「人形」のように、大きなキャンバスの上では「影」のように再構成された作品は、鑑賞者に独自の感覚と思考を呼び起こします。

松本千里は1994年広島生まれ。伝統的な技法である「絞り」を現代的な表現と融合させることで、今までとは違う価値観の可能性を探り、新たな解釈を広げようとしています。インスタレーションとして空間全体を絞りで包み込むことで、訪れる人々がその場に身を置き体感できる、インタラクティブな作品を制作しています。また、造形による可能性に集中し、鑑賞者にとっても自由な見方ができるように、本展では染色する技法である絞りを、染色せずに表現します。

印象に残る色彩によって描かれる柴田の大小さまざまな絵画作品と、白で展開される松本の様々な立体作品が共生し、交差する会場の雰囲気をお楽しみください。





 
 
アーティストステートメント
舞台に立つ登場人物、スクリーンに映る人影、語り継がれる御伽話のキャラクターなど、さまざまな媒体に現れる人物像がモチーフです。彼らは時空を超え、作り手と受け手の目と手を通し、変容と生まれ変わりを繰り返します。その存在は目に触れたのちに消えてしまうのではなく、記憶の中に溶け込み形を変えながら生き続けるのではないでしょうか。その不確実な存在を、キャンバス上で記号化したり、様式に落とし込んだり、再解釈して描くことで、イメージの変遷とその可能性を探りながら、絵画の物質的魅力と新たな人物像を見出したいと思っています。
柴田七美

私は伝統的な絞り染め技法の模様表現ではなく、絞った立体的な形を抽出して、インスタレーションやパフォーマンス、キネッテックアートなど様々な表現に展開しています。私の作品は日本の伝統技法から新たな価値を創造しようとするものであり、新たな解釈を広げることを目指しています。
立体的な絞りの粒を人に見立て、「個と群衆」をテーマに抽象的な空間造形を通じて、現代社会の複雑なエネルギーとその動態を表現しています。これにより、鑑賞者が作品と対話しながら、伝統と現代の交差点で新しい視覚的・感覚的体験を享受できることを期待しています。 
松本千里

 
アーティストプロフィール
柴田 七美(しばたなみ)
 
 

1985年  福岡県出身
2008年  尾道市立大学 芸術文化学部 美術学科 卒業
2009年  尾道市立大学 大学院 美術研究科(油画)中退

個展
2024年「影と凹凸」みぞえ画廊、福岡
2023年「Resolution」みぞえ画廊、東京
2022年「劇中劇」みぞえ画廊、福岡/東京
2020年「フォルム」みぞえ画廊、福岡/東京
2016年「Figure」Takashi Somemiya Gallery、東京
2014年「アクター」Takashi Somemiya Gallery、東京
2013年「黄色い舞台」Takashi Somemiya Gallery、東京

 
グループ展
2023年「ART LOUNGE PROJECT #3」 Le Metté Adeline、岡山
2022年「ARTIST TRANSUFER in HIROSHIMA」アートギャラリーミヤウチ、広島
2017年「シェル美術賞2017 アーティスト・セレクション」 国立新美術館、東京
2014年「今日を過ごす方法」 高松市立塩江美術館、香川
2013年「シェル美術賞2013」 国立新美術館、東京
2009年「TOKYO WONDER WALL 2009」 東京都現代美術館、東京
2008年「WONDER SEED 2008」 ワンダーサイト渋谷、東京
 
アートフェア
2022年「神戸アートマルシェ 2022」(みぞえ画廊)神戸メリケンパークオリエンタルホテル、兵庫 (同2023、2024年)
2016年「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2016」(みぞえ画廊)ホテルオークラ、福岡
(同2017、2019、2022、2023年)     
2014年「アートフェア東京 2014」(Takashi Somemiya Gallery)東京国際フォーラム、東京
(同2015、2016、2023、2024年)
 
 
松本 千里(まつもとちさと)
 
 

1994年広島生まれ。
広島市立大学芸術学研究科博士後期課程修了。

近年の展覧会・活動歴
2024年  「ソノアイダ#Tokyo Midtown Award 第3期」 東京/日本橋ソノアイダ
2024年  「神戸アートマルシェ2023」兵庫/神戸メリケンパークオリエンタルホテルみぞえ画廊booth
2024年  「ART FAIR Tokyo2024」東京/東京国際フォーラム/みぞえ画廊booth
2024年  「Heart-松本千里-」東京/靖山画廊
2023年  「松本千里展 -戀-」東京・福岡/みぞえ画廊福岡店・田園調布ギャラリー
2023年  「神戸アートマルシェ2023」兵庫/神戸メリケンパークオリエンタルホテルみぞえ画廊booth
2023年  「飫肥DENKEN WEEK2023」宮崎/飫肥重要伝統的建造物群保存地区周辺
2022年  「Tråd - 繋」デンマーク/Annaborg Art House (Kunsthuset Annaborg)
2022年  「飫肥DENKEN WEEK2022」宮崎/飫肥重要伝統的建造物群保存地区周辺
2022年  「松本千里 フク運ぶツタ」広島/蔦屋書店 HIROSHIMA T-SITE
2022年  「SIBUYA STYLE vol.16」東京/東京西武渋谷店美術画廊
2022年  「工の環」広島/はつかいち美術ギャラリー
2022年  「DEJIMASTOCK ART×INTERIOR #2 松本千里・ミヤタタカシ」広島/DEJIMASTOCK
2022年  「アートフェア東京2022 Future Artists Tokyo展」FAT Collection/NFT ART

 
受賞歴
2022年 「ART MEETS ARCHITECTURE COMPETITION2022」入選
2021年 「muni Art Award」入選
2021年 「広島市立大学学長賞」受賞
2020年 「六甲 ミーツ・アート 芸術散歩2020」公募大賞 準グランプリ
2020年 「第23回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展」優秀賞
2019年 「2019金沢世界工芸コンペティション」 入選
2019年 「呉海軍病院開設130周年記念行事・呉医療センター・中国がんセンター芸術賞」最優秀賞
2018年 「第21回広島市立大学芸術学部卒業・修了作品展」優秀賞・広島市立大学芸術資料館買上
2018年 「2018年度広島市立大学学長奨励賞」受賞
2017年 「Tokyo Midtown Award2017」優秀賞
2017年 「第5回広島新県美展」優秀賞
2017年 「第5回医療法人清風会 芸術奨励賞」芸術奨励賞
 
 
販売について
会場展示作品は、店頭とアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて販売します。
店頭|8月27日(火)11:00より販売開始。
OIL by 美術手帖|2024年9月2日(月)11:00より9月18日(水)17:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
 
柴田七美の作品はこちら
松本千里の作品はこちら

 
展覧会詳細
“Dual Vision” Nami Shibata × Chisato Matsumoto
会期|2024年8月27日(火)~2024年9月18日(水)
時間|11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
会場|京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
主催|京都 蔦屋書店
協力|みぞえ画廊
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
  • 会期 2024年8月27日(火)~9月18日(水)
  • 時間 11:00~20:00 ※最終日のみ18:00閉場
  • 会場 京都 蔦屋書店 5F エキシビションスペース
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • 協力 みぞえ画廊
  • 入場 無料
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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