【展示】韓国出身のアーティストJIUの個展「Melancholy and warmth」を3月31日(月)より開催。文明と自然、デジタルとアナログという対立項の共存をテーマに制作。
展示・展覧会
2025年03月31日(月) - 04月21日(月)
京都 蔦屋書店では、韓国人アーティストJIUの個展「Melancholy and warmth」を6Fギャラリーウォールにて、2025年3月31日(月)~4月21日(月)の期間に開催します。
▼概要
概要
韓国出身のアーティストJIUは、2022年に京都精華大学マンガ学部を卒業、2024年に同大学大学院マンガ研究科博士前期課程を修了しました。在学中より、京都や韓国でのグループ展やアートフェアへの出展など精力的に活動を続けています。時には身近な花から色を抽出したり、木の枝などから筆を作ったりすることを世の中とつながる重要な契機と考え、自身の周辺の環境を利用して作品制作の探求を行っています。
文明と自然、デジタルとアナログという要素を、制作における最も核心的なキーワードとし、「生と死」、「光と闇」、アナログ作業に対してのデジタルツールの生み出す利便性など、相反する2つの要素が共存する様を、物語やキャラクターデザインを通して表現しています。本展では、「鬱と温かさ」が混じり合う世界を、可愛らしいモチーフとどこか影のある描写で表現します。
文明と自然、デジタルとアナログという要素を、制作における最も核心的なキーワードとし、「生と死」、「光と闇」、アナログ作業に対してのデジタルツールの生み出す利便性など、相反する2つの要素が共存する様を、物語やキャラクターデザインを通して表現しています。本展では、「鬱と温かさ」が混じり合う世界を、可愛らしいモチーフとどこか影のある描写で表現します。
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《Garden of parasite》50.0×70.7cm,watercolor on paper,2019 |
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《Tower of persona》16×45.5cm,ink on paper,2023 |
アーティストステートメント
「楽」の価値をどこに置いているのかを見れば、創作物の本質が見える。芸術は他人と世の中を理解することを助け、結果的に自分を磨く契機になる。作品制作をする時、なぜこれを描くのか?という問いは、世の中とつながる力を育ててくれる。 より説得力のある作品を作るためには、実際に経験をして、多様な角度で世の中と向き合うことができなければならない。現在のメディアは電子機器に非常に依存的であり、最初のコンピュータ“エニアック“が発明されてから、わずか約80年しか経っていないという事実を忘れるほど多くの人々が、圧縮された平面的なデータだけを活用して作品制作をしている。 これは教育の場でも同じだ。自分が行かなくても、直接経験しなくても手の中の小さなモニターで解決できる便利さを拒否する者はいない。しかし、欠如した人間の感性、他人との意思疎通の不在、近視眼的な視野のような、クリエイターとして致命的な副作用を呼び起こしたりもする。私はアナログ作業のやり方に固執し続けてきた。時には周辺の自然物を利用して絵の具を作ったりもした。周辺の環境を利用した探求は、世の中とつながる重要なきっかけとなる。
制作は二つの対立項の違いから始まる。デコボコ(凸凹)と読まれる漢字がある。そしてこの二つを合わせれば一つの四角形(世の中)になる。しかし、対立要素を押しつぶせば、結局空きスペースが生じる。この空きスペースは欲求だけでは完全には満たせない。欠乏を直視すればするほど満たされるアイロニー。共存においてノイズは不可欠な存在である。文明と自然、デジタルとアナログという対立は、私の制作において最も核心的なキーワードだ。直線でも曲線でもそれぞれの美があるから、プラスマイナス関係ではない。私はパロールとエクリチュールが混ざって拡散する事実性と生命力を基盤にしたコンテンツが生き残ると思う。私はアナログ形式とデジタル形式の共存のための方法として、グッズ制作、線画混用、テクスチャー制作、展示企画を提示したい。しかし、表面的な方法の提示より重要なのは、観察力とコミュニケーションである。 大学という場所の特殊性こそ、これを実現可能にしてくれる。一緒に何かについて自分の考えを話し、他人の考えを聞いて再び自分の見解を自由に話せる環境でこそ真の創作が可能だと思う。デジタルとアナログ、文明と自然のような対立は結局、他人と自分、世の中と自分に帰結するといえる。
制作は二つの対立項の違いから始まる。デコボコ(凸凹)と読まれる漢字がある。そしてこの二つを合わせれば一つの四角形(世の中)になる。しかし、対立要素を押しつぶせば、結局空きスペースが生じる。この空きスペースは欲求だけでは完全には満たせない。欠乏を直視すればするほど満たされるアイロニー。共存においてノイズは不可欠な存在である。文明と自然、デジタルとアナログという対立は、私の制作において最も核心的なキーワードだ。直線でも曲線でもそれぞれの美があるから、プラスマイナス関係ではない。私はパロールとエクリチュールが混ざって拡散する事実性と生命力を基盤にしたコンテンツが生き残ると思う。私はアナログ形式とデジタル形式の共存のための方法として、グッズ制作、線画混用、テクスチャー制作、展示企画を提示したい。しかし、表面的な方法の提示より重要なのは、観察力とコミュニケーションである。 大学という場所の特殊性こそ、これを実現可能にしてくれる。一緒に何かについて自分の考えを話し、他人の考えを聞いて再び自分の見解を自由に話せる環境でこそ真の創作が可能だと思う。デジタルとアナログ、文明と自然のような対立は結局、他人と自分、世の中と自分に帰結するといえる。
販売について
展示作品は、店頭にて3月31日(月)10:00より販売します。
一部作品は、アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも、2025年3月31日(月)12:00~4月21日(月)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
一部作品は、アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」でも、2025年3月31日(月)12:00~4月21日(月)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
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プロフィール

JIU
京都精華大学マンガ学部マンガ学科カートゥーンコース卒業
京都精華大学大学院マンガ研究科博士前期課程修了
2020年 ギャラリーHidden Place「A summer night」企画展(韓国・ソウル)
2021年 Lanka’s Garden in Choongleonggak modern restaurant(韓国・ソウル)
2021年 Lanka’s Garden in Choongleonggak modern restaurant(韓国・ソウル)
2021年 Kara-S 2人展「自立」(京都)
2021年 釜山ザコルソアートフェア(韓国・釜山)
2021年 済州イルームギャラリー招待企画展 イルダ in Jeju(韓国・済州島)
2021年 釜山ザコルソアートフェア(韓国・釜山)
2021年 済州イルームギャラリー招待企画展 イルダ in Jeju(韓国・済州島)
2021年 Interburgo international hotel art fair(韓国・テグ)
2021年 ギャラリーHANA3人企画展「青春時代-青春を歌う-」(韓国・釜山)
2021年 AART 2021 上海
2021年 AART 2021 上海
2021年 ウルサンザコルソアートフェア(韓国・ウルサン)
2021年 BAMA in GRAND JOSUN 釜山国際ホテルアートフェア(韓国・釜山)
2021年 BAMA in GRAND JOSUN 釜山国際ホテルアートフェア(韓国・釜山)
2021年 ART KAOHSIUNG(台湾・カオシュン)
2022年 京都精華大学展2022-卒業・修了発表展(京都)
2022年 ART TAIWAN 2022(台湾・カオシュン)
2022年 RAUM ART FAIR 2022(韓国・テグ)
2022年 第11回釜山国際画廊アートフェア(韓国・釜山)
2022年 ART TAICHUNG 2022(台湾・台中)
2022年 Gallery Tera-S「けものばこ」団体展(京都)
2022年 「神保町ヴンダーカンマー」第8回(東京)
2022年 「いきもにあ(Equimonia)」2022(京都)
2022年 「KYOTO神保町ヴンダーカンマー」第2回(京都)
2022年 Gallery Tera-S「けものばこ」団体展(京都)
2022年 「神保町ヴンダーカンマー」第8回(東京)
2022年 「いきもにあ(Equimonia)」2022(京都)
2022年 「KYOTO神保町ヴンダーカンマー」第2回(京都)
2022年 「絵そして私」Choongleonggak modern restaurant(韓国・ソウル)
2023年 Gallery Tera-S「ばけものばこ」団体展(京都)
2023年 Gallery Tera-S「ばけものばこ」団体展(京都)
2023年 「神保町ヴンダーカンマー」第9回(東京)
2023年 「いきもにあ(Equimonia)」2023(京都)
2023年 「KYOTO神保町ヴンダーカンマー」第3回(京都)
2023年 UNKNOWN ASIA2023(大阪)
2024年 プロジェクト企画演習2023成果展(京都)
2024年 京都精華大学展2024 大学院展(京都)
2024年 Gallery Tera-S「優美の屍骸」団体展(京都)
2024年 ソウルアートセンター「第5回アート楽フェスティバル」(韓国・ソウル)
2024年 Gallery Tera-S前期企画展「828.45K-Come&Go」(京都)
◆受賞歴
UNKNOWN ASIA2023 レビュアー賞
まえだとしゆき賞/江川有佳賞
展示詳細
JIU個展「Melancholy and warmth」
会期|2025年3月31日(月)~4月21日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
会期|2025年3月31日(月)~4月21日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
- 会期 2025年3月31日(月)~4月21日(月)
- 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
- 会場 京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
- 主催 京都 蔦屋書店
- お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp