【展示】フレデリック・デービスの個展「Nebulous」を6月24日(火)より開催。夜の気配や感覚を抽象化し探求する。
展示・展覧会
2025年06月24日(火) - 07月14日(月)
フレデリック・デービスの個展「Nebulous」を、6F アートウォールにて2025年6月24日(火)~7月14日(月)の期間に開催します。
▼概要
▼展示詳細
概要
フレデリック・デービスは1995年イギリス・ロンドン生まれ、現在は京都を拠点に活動するアーティストです。幼少期に見た景色や記憶、特に夜の気配や感覚を探求した抽象画を制作しています。光と影の微妙な移り変わりや曖昧な輪郭、静寂の中に潜むエネルギーなど、空気のように捉えがたい瞬間を、絵画の中に描きとどめようとしています。
本展は、「かたち」ではなく「雰囲気」そのものを捉えることに焦点を当てた試みです。作家が感じ取った温度や、目に見えぬ感覚を視覚言語として丁寧に紡ぎ出し、京都の夜を記録した作品を展示します。液状の絵具を幾重にも流し重ねることで、時間の堆積や感情の濃度を表しています。まるで日記のような存在だという作品には、作家自身が温かな夜に散歩した時間や、眠れぬ夜に浮かび上がる断片的な思考が沈殿しています。
![]() 《Mag Mell》72.5×61cm、油彩,キャンバス、2025年
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![]() 《Breeze Over the River》72.5×61cm、油彩,キャンバス、2025年
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アーティストステートメント
そもそも、夜の空気というものはとても儚いものだ。
少年時代に見ていた夜の風景は、絶え間ない街の発展とともに、静かに姿を消しつつある。
だからこそ、まだ夜がそこにあるうちに、その気配を描き留めたい。
子どもの頃は暗闇を恐れていた。
けれど今となっては暗闇の静けさが安堵を与えてくれる。
その静けさを、私は絵の中に注ぎ込みたい。
私にとって絵画とは、小さなオアシスである。
まるで、夜の駐車場で灯りがつくった水たまりのような。
不安を抱え、道に迷い、あるいは自分を見失った人たちに、
静かに沁み入る空気を描きたい。
嫌なことは、やがてみな暗闇の中へと溶けていく。
太陽が昇るまでのあいだ、私たちは別の世界を通り抜ける。
ただ、その休息もまた、影のように儚いものなのだけれど。
フレデリック・デービス
少年時代に見ていた夜の風景は、絶え間ない街の発展とともに、静かに姿を消しつつある。
だからこそ、まだ夜がそこにあるうちに、その気配を描き留めたい。
子どもの頃は暗闇を恐れていた。
けれど今となっては暗闇の静けさが安堵を与えてくれる。
その静けさを、私は絵の中に注ぎ込みたい。
私にとって絵画とは、小さなオアシスである。
まるで、夜の駐車場で灯りがつくった水たまりのような。
不安を抱え、道に迷い、あるいは自分を見失った人たちに、
静かに沁み入る空気を描きたい。
嫌なことは、やがてみな暗闇の中へと溶けていく。
太陽が昇るまでのあいだ、私たちは別の世界を通り抜ける。
ただ、その休息もまた、影のように儚いものなのだけれど。
フレデリック・デービス
アーティストプロフィール

フレデリック・デービス / Freddie Davies
2022 京都芸術大学大学院芸術研究科美術工芸領域油画科 修了。
2017 オックスフォード・ブルックス大学美術学部 ファインアート学科 卒業。
展覧会
Two man show (2024, Atelier de Micché, Kyoto)
38th Kyoto Art Festival: Visual Arts, International Exchange & Exhibition (2024, Kyoto Municipal Art Museum Annex, Kyoto)
'Round Midnight (2023, solo exhibition, Media Shop, Kyoto)
KUA Graduation Show (2022, Gallery Aube, Kyoto)
待合室 (2021, Hotel Anteroom Naha, Okinawa)
SPURT (2021, Gallery Aube, Kyoto)
HOP (2020, Gallery Aube, Kyoto)
Gorm's Grove (2017, solo exhibition, Modern Art Oxford)
Carbon (2017, Oxford)
受賞
2019~2022文部科学省国費奨学金
モダン・アート・オックスフォードプラットフォーム・プログラム
2015 アート・イン・アクションニューカマープライズ
2017 オックスフォード・ブルックス大学美術学部 ファインアート学科 卒業。
展覧会
Two man show (2024, Atelier de Micché, Kyoto)
38th Kyoto Art Festival: Visual Arts, International Exchange & Exhibition (2024, Kyoto Municipal Art Museum Annex, Kyoto)
'Round Midnight (2023, solo exhibition, Media Shop, Kyoto)
KUA Graduation Show (2022, Gallery Aube, Kyoto)
待合室 (2021, Hotel Anteroom Naha, Okinawa)
SPURT (2021, Gallery Aube, Kyoto)
HOP (2020, Gallery Aube, Kyoto)
Gorm's Grove (2017, solo exhibition, Modern Art Oxford)
Carbon (2017, Oxford)
受賞
2019~2022文部科学省国費奨学金
モダン・アート・オックスフォードプラットフォーム・プログラム
2015 アート・イン・アクションニューカマープライズ
販売について
会場展示作品は、6月24日(火)10:00より販売します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2025年6月 30日(月)10:00~7月20日(日)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2025年6月 30日(月)10:00~7月20日(日)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。
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展示詳細
フレデリック・デービス「Nebulous」
会期|2025年6月24日(火)~7月14日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
会期|2025年6月24日(火)~7月14日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
会場|京都 蔦屋書店 6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
- 会期 2025年6月24日(火)~7月14日(月)
- 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17:00まで
- 会場 京都 蔦屋書店 6F アートウォール
- 主催 京都 蔦屋書店
- 入場 無料
- お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp