【展示】水野遥介の個展「The hollow gaze」を7月15日(火)より開催。人形やマネキンをモチーフに、人間の存在の曖昧さや危うさを描く。

展示・展覧会
2025年07月15日(火) - 08月04日(月)
水野遥介の個展「The hollow gaze」を、6F アートウォールにて2025年7月15日(火)~8月4日(月)の期間に開催します。
 
 
概要
水野遥介は、主に人物や人物を含む空間を起点とした絵画を手掛けています。写実的な描写と抽象的な表現の間を揺れ動く水野の作品は、存在と不在が曖昧で、つねに変化し続ける無秩序な世界を表現しています。水野の作品は、視覚的リアリティーを追求するのではなく、イメージの欠如や省略によって観る者に 想像の余地を与え、「思考すること」を促します。
本展では、「存在の揺らぎ」をテーマに、新たなモチーフとして人形やマネキンを用いた作品を加えて展 示します。見ることも語ることもできないこれらのモチーフは、「人のようで人でない」曖昧な存在であり、「存在しているようで存在していない」状態を体現しています。また、「見られる側」としての自意識を持たず、純粋に見られる対象として存在し続けます。その構造は、水野が作品制作において影響を受けているというフランスの哲学者ジャン=ポール・サルトルの「まなざし」論にも通じ、他者の視線によって自己が規定されるという不安定な主体の在り方を示しています。水野は本展を通して、私たち自身の存在の曖昧さや危うさを提示します。


《fragment》1167×910cm、油彩,キャンバス、2025年


《false foot》410×380mm、油彩,キャンバス、2025年  

 
アーティストステートメント
私は主に人物や、人物を含む空間を手がかりに絵画を制作しています。制作は、デジタル上でのドローイングやイメージのコラージュから始まり、そこから構築される絵画空間は、ひとつの完成された像を目指すのではなく、常に変化し続け、流動的で不安定な様相を帯びています。
画面上ではイメージを意図的に省略・分断することで、現実の連続性を断ち、曖昧で掴みどころのない空間を描き出しています。その断片性は、私たちが生きる世界の不確かさや、自己の輪郭の曖昧さを暗示するものでもあります。
近年は、私たち自身の存在の曖昧さ、危うさに焦点を当てた制作を行っています。

 
販売について
会場展示作品は、7月15日(火)10:00より販売します。
アートのECプラットフォーム「OIL by 美術手帖」では、2025年7月21日(月)10:00~8月10日(日)20:00の期間に販売します。
※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

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2025年7⽉21⽇(月)10:00~販売開始

 
アーティストプロフィール
水野遥介 MIZUNO YOSUKE
2002年 千葉県生まれ
2024年 武蔵野美術大学造形学部油絵学科油絵専攻 卒業
2025年 武蔵野美術大学造形研究科美術専攻油絵コース(修士課程) 在籍中

展示歴
2025年 卒業・修了制作展 武蔵野美術大学/小平
2025年 東京五美術大学連合卒業・修了制作展 国立新美術館/六本木
2025年 2025 FIRST CONTACT REIJINSHA GALLERY/日本橋
2024年 グループ展 「serendipity」 room_412/渋谷
2024年 二人展 「泳ぎつづける夢」 武蔵野美術大学/小平
2023年 グループ展「余人」 uptown koenji gallery/高円寺
2023年 二人展 武蔵野美術大学/小平

受賞歴
2025年 武蔵野美術大学卒業制作 優秀賞

2023年 学内コンクール 諏訪敦賞
 
展示詳細
水野遥介「The hollow gaze」
会期|2025年7月15日(火)~8月4日(月)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ17時閉場
会場|京都 蔦屋書店  6F アートウォール
主催|京都 蔦屋書店
入場|無料
お問い合わせ|075-606-4525(営業時間内)/kyoto.info@ttclifestyle.co.jp
 
 
  • 会期 2025年7月15日(火)~8月4日(月)
  • 時間 10:00~20:00 ※最終日のみ17時閉場
  • 会場 京都 蔦屋書店 6F アートウォール
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • 入場 無料
  • お問い合わせ 075-606-4525(営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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