【フェア】絵画の庭 The Garden of Painteings / 原田 要 Kaname HARADA

アート|フェア・展示
2F 天平ギャラリー 2022年02月15日(火) - 03月03日(木)
ANONYMAT vol.3 2022奈良

「ANONYMAT vol.3 2022 奈良」では、長きにわたって奈良を活動拠点にし、絵画と立体の同一(背反)性をテーマに、ダイナミックな作品(絵画、立体)を精力的に制作している原田要を取り上げます。
 
企画展「ANONYMAT 奈良」シリーズは、主に奈良を活動拠点に制作を続ける実力派の美術家を紹介するもので、大和盆地、紀伊半島に生きる人や出来事を発掘・開拓し、土地に根ざした文化や芸術を取り上げた展覧会を開催していこうとするものです。
今回のvol.3も、Gallery OUT of PLACE が奈良蔦屋書店と共同で企画し、 2F 天平ギャラリーにおいて開催いたします。
 
総合タイトル「ANONYMAT」は、フランス語で「不特定な」あるいは「名前を持たない民」を意味しますが、
このアルファベットを逆から読むと「民の名」とも読むことができ、逆の意味合いになります。
名声を得ながらも謙虚な姿勢を崩さない精神をこの言葉に託しています。
 
 

『絵画の庭-横臥花』について
 
私は長らく、「絵画の庭」というタイトルで、木材に色彩を施した立体作品を制作してきました。
立体作品でありながら、絵画作品である、として作り続けています。
その絵画とは、既成のタブロー表面を離れ、色彩=色材が華麗に繰り広げられるに足る表面を如何に形作るかというものです。
その姿を求めるうちに、木を彫り進み、その表面に色彩を繰り広げることで、自分なりの絵画の姿を求めて続けています。
今回メインとなる「絵画の庭―横臥花(オウガカ)」は、横向きに花が広がったような形態をしており、長さは約2,7メートルです。
中は空洞であり、内側全面が彩られています。逆に外側は白色に塗られていますが、これは色彩面が絵画を担い、白色の側がその裏側であ
り、いわばキャンバスの裏側のようなものと考えています。
知の好奇心で満ち溢れた蔦屋書店の空間において、奥底から噴出した色彩が、見る人の視線を引き込んで離さない、そんな様子になることを楽しみにしています。 
 
文:原田要 2022年1月
 
 
 
 
【作家プロイフィール】
原田要
1961 大阪に生まれる 現在奈良市在住
1988 大阪教育大学大学院修了
 
毎年のように各地で個展を開催すると同時に近年では「自然と美術の標本展」横須賀美術館・神奈川(2016)、「学園前アートフェスタ2017 メメント-森-」大和文華館文華ホール・奈良(2017)、「大地の芸術祭越後妻有トリエンナーレ」キョロロ・新潟(2018)、「絵画展・・・なのか?」川口市立アートギャラリー・アトリア(2019)、「2021 AT ARTS EXHIBITON浄厳院現代美術展」浄厳院・滋賀(2021)等に出展。
 
パブリック・コレクション  和歌山県立近代美術館 兵庫県立美術館
 
  • 会期 2022年2月15日(火)~2022年3月3日(木)
  • 時間 10:00~20:00
  • 場所 2F 天平ギャラリー
  • 主催 Gallery OUT of PLACE
  • 共催・協力 奈良 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 0742-35-0600(奈良 蔦屋書店)

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