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【ARTIST NEWS】いま最も注目を集める若手ペインターの一人、baanaiの新作個展を開催中

霊格と前衛
ーbaani 絵画の美学
 
無限連鎖する「ARIGATOU GOZAIMASU」という文字、強い色でしっかり画面を構成する一方、鮮やかな色で全体の調和を図る。baanaiの絵画は、一言でいえば、かっこいい。
その「かっこよさ」は、おそらく彼が幼少時から親しんできたサーフ文化に由来している。
スケートボードからボディボード、そしてロングへと板を変えながら、baanaiは水平に移動する運動性に惹きつけられ、それにまつわる視覚文化を血肉化してきた。
 
その一方、baanaiには写実絵画の発想も受験絵画の技術もない。
「思いつくままに出てくるものを意識して描いています」というように、彼の絵画は眼に見える対象を史実に描いているわけではないのである。
 
では、彼の表現の根幹にあるのは何だろうか。baanaiが挙げたのは、三島由紀夫と川久保玲だった。
前者には芸術の「霊格」を、後者にはつねに新しく強いファッションを創造する「前衛」を学んでいるという。
事実、三島の「霊格」を「感謝と謙虚さ」に翻案した結果、現在の「ARIGATOU GOZAIMASU」という文学が生まれたのであり、
365日毎日絵を描きながら、自己模倣に陥ることなく絵画を多用に展開させているのは、川久保の前衛的な態度と明らかに通底している。
 
baanaiはセンスのよい絵画を無邪気に描いているわけではない。絶え間なく自己と格闘する正真正銘のアーティストなのだ。
 
福住簾[美術評論家]
 
六本木 蔦屋書店では、気鋭の若手アーテイストをクロスジャンルに紹介する店内のギャラリースペース「BOOK GALLERY」にて、2020年10月17日(土)~2021年1月17日(日)の期間、baanai個展「DOUBLE BED GALLERY」を開催いたします。
 
 
【作家プロフィール】
baanai (バーナイ)
神奈川県藤沢市鵠沼(くげぬま)生まれ鵠沼育ち。2015年COMME des GARCONSの川久保玲氏にポートフォリオを送り、初めて作品が採用される。
2016年には同ブランドのDM、洋服、ショッピングバッグ、2018年パリコレクション(2019SS)、2019年にはDMの第一弾アーティストに起用。
また、Artist Network Programをブランドの根幹とするRVCAや、Audio-Technica、MINE DENIM、CONVERSESKATEBOARDINGなどにも作品を提供。
近年は、「ARIGATOUGOZAIMASU」をART作品として1日も休まず描き続けたらどのような事が起こるのか?』という実験芸術を行っている。
 
主な個展
2020年「Capillaries」(ART UP by MEN`s CREATORS、東京)
2019年「inaiinaibaanai」(ART UP by MEN`s CREATORS、東京)
2018年「in my Brain : 私の脳みそ」(SISON GALLERy、東京)
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