【六本松の6オシ！】2025年8月 VOL.1 こども担当者のオシ！『アメリア　空飛ぶ野ネズミの世界一周』／トーベン・クールマン

当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ！』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。

■こども担当者のオシ！

『アメリア空飛ぶ野ネズミの世界一周』

トーベン・クールマン

－小さな野ネズミから何かに踏み出す勇気をもらいます－

野菜畑の下で暮らす発明家の野ネズミは、あることをきっかけに飛行機で世界一周を目指します。
畑の下の穴ぐらで生活している狭いコミュニティからの大冒険です。

むこうみずにならないようにしっかりと計画を立てようとするのですが、そこでも危険と隣り合わせのハラハラドキドキの展開が待ち受けています。
小さな野ネズミが難しい事にチャレンジする勇気や、成し遂げるためにはどうしたらいいのか試行錯誤する様子に刺激を受けます。

お話の最後に歴史に名を残したパイロット、アメリア・エアハートが登場するのですが、実話とフィクションの融合がおもしろいです。

この作品は、ネズミの冒険シリーズの第5弾です。
他の作品を読むと、それぞれのお話のようで実はココとココって繋がってたりするのでは？という発見があり、シリーズで読むのもおすすめです。

－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－－

食とくらしの担当を経て児童書の担当となりました。

色んな絵本と触れ合う中で、我が子にも読み聞かせをもっとしてあげれば良かったと猛省しながら、いまは子供たちが読んだあとに、大人になるまで心に残る本を提案できるよう日々勉強しています。

【こども担当／加藤】