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【六本松の6オシ!】2024年12月 VOL.2 旅担当者のオシ!『英国の邸宅遺産 ロンドンの華麗なる館』/ジェームズ・ストートン:著、フリッツ・フォン・デル・シュレンブルク:写真、ダコスタ吉村花子:訳

 
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
 
■旅担当者のオシ!
『英国の邸宅遺産 ロンドンの華麗なる館』
ジェームズ・ストートン/著
フリッツ・フォン・デル・シュレンブルク/写真
ダコスタ吉村花子/訳
 
-英国建築は冬が似合う-
 
Cosy(コージー)という言葉がある。イギリスでよく使われる言葉で、「居心地の良い」という意味だ。
たとえば凍てつく冬に暖炉の前で、オットマンに足を投げ出しソファでくつろぐ。
モリスの壁紙に手にはスコッチ入りの紅茶。冬眠の巣穴にいるように落ち着く感覚がCosyだ。

この本にでてくるロンドンの邸宅はどれも壮麗で、気分を高揚させるものだが、それでも各所にコージーさがありくつろがせることに重きが置かれているように感じられる。

ロンドンは冬が似合う街である。冷たく張り詰めた空気の中に、歴史を感じさせる堂々とした建築群が映える。この本にある邸宅を目指して、メイフェア、チェルシー、テンプルなど、ロンドンらしい街並みを散歩するのは一生の思い出になるに違いない。
 
ロンドンがあなたにとって特別な街になる一冊。
お勧めです。

 
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これまで世界を3周し133カ国を訪問する「旅する書店員」。
旅の書棚ではジャンルを越えてセレクトし、旅先でおこる出会いの驚きを再現する。
イベント、フェア企画、観光プロモーション、メディア出演など、業務は多岐にわたる。
【旅担当/森】
 

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