【六本松の6オシ!】2024年12月 VOL.6 文学担当者のオシ!『ナチュラルボーンチキン』/金原ひとみ
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■文学担当者のオシ!
『ナチュラルボーンチキン』
金原ひとみ
-諦めたものが大きくても、扉は案外近くにあるものです。その扉を見つけられるかどうかはあなた次第。-
ルーティン通りに過ごす日々を送っている浜野文乃は、同じ会社に勤める平木直理と出会い、半ば強引にある場所へ誘われる。
何気なく背中を押してくれるしみじみ心が温まる感動作。
ルーティン通りに過ごす日々を送っている浜野文乃は、同じ会社に勤める平木直理と出会い、半ば強引にある場所へ誘われる。
それからの彼女は、ルーティンしかない「何もない日常」から逸脱し、新たな出来事、出会いによって、生活は一変していく。
人生はままならないけれど、それを身をもって経験したからこそ、人生の後半戦をどう生きていくのか。
まさに中年版『君たちはどう生きるか』
酸いも甘いも嚙み分けた若くもないけど、そう老いてもいない中年世代への応援歌。
まさに中年版『君たちはどう生きるか』
酸いも甘いも嚙み分けた若くもないけど、そう老いてもいない中年世代への応援歌。
何気なく背中を押してくれるしみじみ心が温まる感動作。
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書店に勤めて幾星霜。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
【文学担当/峯】