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【六本松の6オシ!】2025年6月 VOL.6 文学担当者のオシ!『ストロベリームーン』/芥川なお

 
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
 
■文学担当者のオシ!
『ストロベリームーン』
芥川なお
 
-感涙必至!純度100%、まさに王道のラブストーリー。-
 
アメリカでは毎月の満月にそれぞれ違う名前が付けられています。
2月の満月は1年で一番雪が多くなる季節であることから、スノームーン。5月は花が一斉に咲き乱れる季節だから、フラワームーン。6月は、いちごの収穫期であることからストロベリームーンと呼ぶのだとか。
 
6月の満月、ストロベリームーンの名を冠したこの作品は、分かりやすすぎるくらいの直球のラブストーリーです。
若い二人のそう遠くはない未来に待ち受ける結末は、うっすらわかってはいても、いやわかってしまうからこそ胸が苦しく、涙があふれて止まらなくなるのでしょう。

主人公二人と同世代はもちろん、大人と呼ばれる世代もこの二人に通り過ぎた青い春の面影をみて、思わず涙してしまう、そんな切なく甘酸っぱい初恋の物語をストロベリームーンの季節にぜひお読みください。
今年のストロベリームーンは6月11日です。

 
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書店に勤めて幾星霜。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
【文学担当/峯】

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