【六本松の6オシ!】2025年7月 VOL.6 文学担当者のオシ!『暦のしずく』/沢木耕太郎
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
■文学担当者のオシ!
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■文学担当者のオシ!
『暦のしずく』
沢木耕太
-芸の世界に生きた馬場文耕という講釈師の人生を清廉な文章で描き切った今年No.1の時代小説!-
江戸中期に実在した講釈師、馬場文耕の人生を清新な言葉で描いた圧巻の時代小説です。
文耕が何を見て、何を思い、どう考え、どう行動し、どうなったのか。
文耕が何を見て、何を思い、どう考え、どう行動し、どうなったのか。
その時々の思いや悩み、過ち、意地、反骨心。人生の荒波に翻弄されながらも、彼が選んだ道は、彼に栄光と共に過酷な運命を齎します。
世の無情、あるいは無常に胸を痛めながら迎えた結末は、感動的で、この上なく粋です。歓喜の涙が溢れるこのラストは、忘れがたい余韻を残します。
生きづらい今を生きるすべての人に読んでほしい、今年一番のおすすめ作品です。
世の無情、あるいは無常に胸を痛めながら迎えた結末は、感動的で、この上なく粋です。歓喜の涙が溢れるこのラストは、忘れがたい余韻を残します。
生きづらい今を生きるすべての人に読んでほしい、今年一番のおすすめ作品です。
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書店に勤めて幾星霜。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
【文学担当/峯】