【第6回】音楽コンシェルジュのレコードレコメンド『JOY DIVISION/Unknown Pleasure』
音楽コンシェルジュ・松尾宗能が不定期でお届けするレコードセレクション。
松尾ならではのコメントともに是非お楽しみください!
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■JOY DIVISION/Unknown Pleasure
Tシャツのデザインとして巷間広く知られているけれども、それがそもそも何なのか全く知られていない王決定戦優勝のレコード「JOY DIVISION/Unknown Pleasure」です。NIRVANAやMETALICAはなんとなくロックバンドだということは知ってるけれども・・という。
マンチェスターのパンク/ポストパンクバンドである彼らが1979年にリリースしたこの1stアルバムは後のオルタナ、シューゲイザーに多大な影響を及ぼし、果てはオルタナ色強い現行の邦ロックバンドにまで強い影を落としています。
彼らの活動の軌跡と、リリースしたFACTORYという偉大なインディレーベル、そしてマンチェスターのインディシーンが世界から注目され、マッドチェスターと呼ばれるムーヴメントが産まれるまで(そしてそれは後のoasisに繋がる)は、映画「24アワー・パーティー・ピープル」に詳しいので是非観ていただきたいです。
映画にはもちろんこのジャケットをデザインしたFACTOPY専属デザイナー、ピーター・サヴィルの姿も、この人なくしてはこの硬質で清冽なサイケデリアの音響はなしえなかったという、エンジニア・プロデューサーのマーティン・ハネットの異常行動も描かれています。
マンチェスターのパンク/ポストパンクバンドである彼らが1979年にリリースしたこの1stアルバムは後のオルタナ、シューゲイザーに多大な影響を及ぼし、果てはオルタナ色強い現行の邦ロックバンドにまで強い影を落としています。
彼らの活動の軌跡と、リリースしたFACTORYという偉大なインディレーベル、そしてマンチェスターのインディシーンが世界から注目され、マッドチェスターと呼ばれるムーヴメントが産まれるまで(そしてそれは後のoasisに繋がる)は、映画「24アワー・パーティー・ピープル」に詳しいので是非観ていただきたいです。
映画にはもちろんこのジャケットをデザインしたFACTOPY専属デザイナー、ピーター・サヴィルの姿も、この人なくしてはこの硬質で清冽なサイケデリアの音響はなしえなかったという、エンジニア・プロデューサーのマーティン・ハネットの異常行動も描かれています。
個人的な想い出を一つ。10代の時にTOWER RECORD KBCで購入したスペイン盤レコードは歌詞はもちろん曲名も無記載。後にベスト盤CDを手にするまで曲名がわかりませんでした。しかしながら10代のわたくしは、これがミニマリズムなのだ極限まで削っているのだ現代アートなのだと中二病を炸裂させてうっとりしたものでした。大人になって入手したUKオリジナル盤のクールなデザインのインナースリーブには、曲名もしっかり明記されていました。残念。
音楽のコンシェルジュ・松尾宗能