【六本松の6オシ！】2025年12月 VOL.4 アート担当者のオシ！『Tobalog_Paper』／文・写真鳥羽恒彰

当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ！』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。

■アート担当者のオシ！

『Tobalog_Paper』

文・写真鳥羽恒彰

－アルゴリズムの外でモノと出会いませんか－

12月は1年の終りを感じながら、自分へのご褒美を探したくなる季節。
カメラ、PC、スマホなどのガジェットやくらしのモノ系ブログ「トバログ」が10周年を記念して紙の本を出版されました。

テーマは「僕が本当に好きなモノ」。

著者が実際に使い込んでいる愛用品を綴ったエッセイです。
カテゴリーごとに丁寧に紹介され、使い心地、長く愛せるポイントなどモノに込められたストーリーがページをめくる度に伝わってきます。
私はカバンの中身特集など、人の持ち物を見るのが大好きなので見ていると気になるものがたくさんで、ワクワクします。
子どものころから好きなものや愛用品と呼べるものを大切にしたいと思います。
プラットフォームやアルゴリズムに左右されず、長くアーカイブできる媒体だからとデジタル全盛の時代に紙の本を選んでいる著者のモノへの深い愛情を感じられる1冊です。

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アート・デザイン担当。学生の頃に書店で働いたことがきっかけで、書店や本を取り巻くカルチャーに興味を持ちました。
アート以外には漫画や雑誌が好きでよく読みます。
趣味はイラストを描くこと。にがおえを描くのが好きです。

【アート担当／前畑】