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【六本松の6オシ!】2025年12月 VOL.6 文学担当者のオシ!『最後の一色』/和田竜

 
当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
 
■文学担当者のオシ!
『最後の一色』
和田竜
 
-待ちに待った和田竜さんの最新刊。
  面白すぎるこの作品を読まずに、年は越せません!-
 
『村上海賊の娘』から早いものでもう12年。和田さんの待望の最新刊にして最高傑作『最後の一色』が刊行されました。

時は織田信長が全盛期を迎えるちょうどその頃、丹波国に不世出の怪物たる猛者一色五郎と、類稀な英気と苛烈な気性を併せ持つ猛将長岡(細川)忠興が、戦場で出会うべくして出会います。
戦国の世を生きたこの似て非なる二人の豪傑は、一進一退の攻防を繰り広げながら、時代の渦に巻き込まれてゆきます。その生き様も死に様も壮絶で言葉も失くすほど。
 
こんなにすごい猛者が存在したということ。それを知れたけでも幸いなのに、激烈に心に深い爪痕を残す一色五郎という人物に魅了されっぱなしで、いやもうとにかく面白くって切なくって、胸に刺さりまくる大傑作なのです。

これを読まないなんて人生の損失です。
面白い作品が読みたいならぜひ一読を!
 
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書店に勤めて幾星霜。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
【文学担当/峯】

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