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【六本松の6オシ!】2026年6月 VOL.6 文学担当者のオシ!『タイム・アフター・タイム』/吉田 修一

当店の各ジャンル担当者が、今一番読んで欲しい本を厳選した『六本松の6オシ!』。
皆様におすすめの1冊をお届けします。
 
■文学担当者のオシ!
『タイム・アフター・タイム』
吉田 修一
 
-さりげない言葉に号泣してしまう、圧巻のラスト4行。今年を代表する1冊になります。ぜひ一読を。
 
邦画の興行成績を塗り替えた大ヒット映画「国宝」は、映画はもちろんですが原作の素晴らしさは言葉では言い尽くせないほどです。その著者、吉田修一さんの待望の新刊『タイム・アフター・タイム』が、これまた素晴らしい!
 
物語は、高校の同級生だった男女が、偶然再会するところから始まります。
仕事の関係で会う機会が増える二人ですが、その現在と過去が交錯しながら物語は展開し、そこに彼らを取り巻く人々の人間模様も加わり、ノスタルジーと甘く苦い思い出、現実のリアルな苦悩等が巧みに描かれ、切なく胸に迫ります。
そうして迎える圧巻のラスト。あの4行が呼び覚ます二人の時間。
思わず涙してしまう吉田修一という作家の力量が遺憾なく発揮された忘れがたい余韻を残す作品をぜひご一読ください。

 
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書店に勤めて幾星霜。
日々、入荷する本の荒波に揉まれながら、より良き売り場を目指して粉骨砕身奮闘中。
好きな作家は開高健、町田康、向田邦子、小川洋子等々。
読みたい本が多すぎて、積読本が山脈となりつつある今日この頃。
【文学担当/峯】

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