第2回展示は、村田 優希さんの「Biomorphism 」です。

展示名を『Biomorphism』（有機的形態造形）と名付けた村田さんには一貫した世界があります。

これまでドラゴンや大蛇、昆虫や植物、宇宙人やUFOなど大好きなモチーフを描いてきた村田さんですが、今回はその世界を更に進化させ、今までの村田さんらしさは残しながら、新しい美しくも面白い絵画を今回の展示に向けて制作されました。

プロのアーティストを目指しながら行き着くまでの答えがなかなか見つからないまま時間が過ぎていたという村田さん。

今回のSMUの企画に全力でぶつかってきてくださいました。

ぜひその熱い思いを、生で感じ取ってください。

私は、映画や漫画、ゲーム、アニメなどポップカルチャーを見たときに浮かんだイメージを元に作品を制作しています。

浮かんだイメージを紙にドローイングとして描きとめ、下地を作ったパネルにたっぷりと絵の具をのせて指でなぞったり、

固い角材で引っ掻いたり、潰したりしながらドローイングのイメージを転写するように画面を作っていきます。

動植物、人など有機的な要素を融合させて様々な生物、それを取り巻く環境を構成し独自の生態系を展開させます。

私の創る絵の具で肉付けされた生物達とその世界を沢山の方々に見て頂ければと思います。

村田 優希『光虫と炎のワルツ』

Instagram：@yuuki.1120.kh

展示会期：2021年8月21日(土)～9月19日(日)

〈略歴〉

1997 年　宮崎県生まれ
2020 年　倉敷芸術科学大学　油画分野卒業

〈個展〉

2018 年　「sense of wonder 」　( 岡山)
2020 年　「村田優希展　知性の受肉」( 岡山)

〈その他〉

2019 年 　アートフェアアジア福岡　新人作家公募展
2019 年　AFAF AWARDS 2019 ( 福岡)