【アート展示】第11回『START ME UP』展示作品のご案内
アート・建築
POP UP スペース壁面 (下りエスカレーター前) 2023年08月31日(木) - 09月30日(土)
第11回『START ME UP』展示作品をお知らせします。
今回の展示は、「谷尾 勇滋 | landscaping －修景－」です。
タイトル：《abstraction scape》
制作年：2022 / サイズ：h470mm × w660mm
修景とは、造園用語として使われている言語である。
都市計画などで、自然の美しさを損なうことなく風景を整備していく、という意味を持っている。
今回の作品では、六本松の風景や地域史にフォーカスし、六本松の地名発祥であった六本の松の歴史から紐解いた風景、または都市の中の自然環境を、修景のモチーフとして用い試みようとするものである。
歴史的な意味を持つ六本の松をランドマークと仮定し、新たな風景を有機的に再構築していく為のプロセスを作品上で展開していく。
また、記号化された都市風景を、抽象的な観点から捉え、再構成した作品を対比させて展示する。
作品を通じて、歴史を踏まえた風景の見え方や在り方について考察した事柄を提示していきたい。
また、記号化された都市風景を、抽象的な観点から捉え、再構成した作品を対比させて展示する。
作品を通じて、歴史を踏まえた風景の見え方や在り方について考察した事柄を提示していきたい。
（作品展示について）
2022年、六本松のアートスペースの企画展において、今回の展示の基となった六本松の地名由来である六本の松についてリサーチした作品を発表しました。
かつての草香江（六本松の古い地名）に、六本の松が存在していたという記録を残す、江戸時代福岡城下の古地図・古地誌による歴史資料や六本松地区の方々への聞取り等、リサーチを重ね制作した「history of fukuoka jokamachi 草香江六本之松図」では、（福岡城内藩主表門前下り松（城内）、鳥飼八幡宮社内之松（中央区鳥飼）、鳥飼本村川端之松（中央区鳥飼）、新川筋龍王之松（城南区鳥飼）、天神森之松（城南区別府））を題材にしたものでした。
2022年、六本松のアートスペースの企画展において、今回の展示の基となった六本松の地名由来である六本の松についてリサーチした作品を発表しました。
かつての草香江（六本松の古い地名）に、六本の松が存在していたという記録を残す、江戸時代福岡城下の古地図・古地誌による歴史資料や六本松地区の方々への聞取り等、リサーチを重ね制作した「history of fukuoka jokamachi 草香江六本之松図」では、（福岡城内藩主表門前下り松（城内）、鳥飼八幡宮社内之松（中央区鳥飼）、鳥飼本村川端之松（中央区鳥飼）、新川筋龍王之松（城南区鳥飼）、天神森之松（城南区別府））を題材にしたものでした。
今回は六本松のランドマークの一つでもある六本松421（蔦屋書店）での展示の為の撮り下ろしとして、六本松地名発祥地である六本の松（草香江六本之松とは異なる）の風景をイメージした展示を行うことになりました。
鎌倉時代の博多古圖（博多区住吉神社蔵）をはじめ、地域寺院での聞取り、古地図・古地誌資料によれば、博多湾の沿岸部に植林されていた防風林の一部に大きな松が6、7株程（現在の六本松3丁目付近）、江戸時代後期頃まで存在していたと伝わります。
しかし、その松も同時代の文政の台風時に倒壊し失ったことが、明治時代に記録された鳥飼地域の地誌に残されています。
■谷尾 勇滋／タニオ ユウジ
1978年 広島県尾道市生まれ、福岡市在住。
2001年 九州産業大学芸術学部美術学科 絵画専攻卒業
2003年 九州産業大学大学院 芸術研究科 修士課程 美術専攻修了。
2001年 九州産業大学芸術学部美術学科 絵画専攻卒業
2003年 九州産業大学大学院 芸術研究科 修士課程 美術専攻修了。
写真というメディアでの新たな表現の可能性について関心を持ちながら、変容や特質、記憶や時間・場所（環境）といったキーワードで作品を制作。
写真を用いる場との関係性、写真そのものが内包する問題など、解釈や発見を通して試行している。
また再開発など地域の特色が失われ、混沌と変貌していく街の風景、あるいはそうした街に埋もれた生家を起因に、都市や地域の土地の歴史や文脈について探求し、作品へ反映している。
近年は、これまでのテーマの延長上にあるものとして、風景・景観の問題を主体とした作品を制作している。
また再開発など地域の特色が失われ、混沌と変貌していく街の風景、あるいはそうした街に埋もれた生家を起因に、都市や地域の土地の歴史や文脈について探求し、作品へ反映している。
近年は、これまでのテーマの延長上にあるものとして、風景・景観の問題を主体とした作品を制作している。
▼主な活動歴▼
2022 Fukuoka Wall Art Project 入賞
ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022（福岡国際会議場）
kashiigu art project 「ugiihsak」（香椎宮／福岡）
2020 - 2022 ART BASE 88企画「新しい境界を超える。」（紺屋2023・Art House 88／福岡）
2021 - 2022 遠賀川神話の芸術祭（JICA九州国際センター・Operation Table／北九州）
2019 ART FAIR ASIA FUKUOKA AFAF AWARDS 入選
2019 企画個展「fragmentary landscape」（福岡市東図書館）
2018 中原中也記念館 企画展 II 山口盆地考 （中原中也記念館／山口）
2017 GALLERY SOAP 20周年記念企画個展「lost scapes」（ GALLERY SOAP ／北九州）
2016 第2回かがわ山なみ芸術祭 2016（香川県高松市）
2014 第2回糸島国際芸術祭 糸島芸農 2014（福岡県糸島市）
大隈アートマジック 2014（福岡県嘉麻市）
2013 福岡市主催 まちなかアートギャラリー福岡2013（福岡市街）
2010 - 2012 津屋崎現代美術展（福岡県福津市）
2010 広島アートプロジェクト2010（広島市街）
2009 別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界 国内展（大分県別府市）
2003 「広島の美術」（広島市現代美術館）
2001 第2回神奈川国際版画トリエンナーレ（神奈川県民ホールギャラリー／横浜市）
第2回池田満寿夫記念芸術賞 入選（東京国際フォーラムギャラリー）
2000 第5回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ（北海道立近代美術館）
第29回現代日本美術展（東京都美術館）
第9回青木繁記念大賞公募展 入選（石橋財団石橋美術館／久留米市）
他、個展、グループ展など発表多数。
ART FAIR ASIA FUKUOKA 2022（福岡国際会議場）
kashiigu art project 「ugiihsak」（香椎宮／福岡）
2020 - 2022 ART BASE 88企画「新しい境界を超える。」（紺屋2023・Art House 88／福岡）
2021 - 2022 遠賀川神話の芸術祭（JICA九州国際センター・Operation Table／北九州）
2019 ART FAIR ASIA FUKUOKA AFAF AWARDS 入選
2019 企画個展「fragmentary landscape」（福岡市東図書館）
2018 中原中也記念館 企画展 II 山口盆地考 （中原中也記念館／山口）
2017 GALLERY SOAP 20周年記念企画個展「lost scapes」（ GALLERY SOAP ／北九州）
2016 第2回かがわ山なみ芸術祭 2016（香川県高松市）
2014 第2回糸島国際芸術祭 糸島芸農 2014（福岡県糸島市）
大隈アートマジック 2014（福岡県嘉麻市）
2013 福岡市主催 まちなかアートギャラリー福岡2013（福岡市街）
2010 - 2012 津屋崎現代美術展（福岡県福津市）
2010 広島アートプロジェクト2010（広島市街）
2009 別府現代芸術フェスティバル2009 混浴温泉世界 国内展（大分県別府市）
2003 「広島の美術」（広島市現代美術館）
2001 第2回神奈川国際版画トリエンナーレ（神奈川県民ホールギャラリー／横浜市）
第2回池田満寿夫記念芸術賞 入選（東京国際フォーラムギャラリー）
2000 第5回さっぽろ国際現代版画ビエンナーレ（北海道立近代美術館）
第29回現代日本美術展（東京都美術館）
第9回青木繁記念大賞公募展 入選（石橋財団石橋美術館／久留米市）
他、個展、グループ展など発表多数。
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この企画は【START ME UP】という名称で発信していきます。
この言葉には、『アーティストとして、スタートアップ』という意味を込めました。
アーティストを目指す方々が、積極的に自分たちの作品を表現する場になってほしい、そして新しい出会いやチャンスを生む場所になればという願いをこめています。
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どうぞ店頭にてご覧くださいませ。
- 期間 2023年8月31日(木)～2023年9月30日(土)
- 時間 営業時間に準ずる
- 場所 POP UP スペース壁面 (下りエスカレーター前)
- お問合せ先 092-731-7760（六本松 蔦屋書店）
