第3回河出真美賞
フェア|文学
文学平台5010 2026年07月16日(木) - 08月16日(日)
梅田 蔦屋書店で文学コンシェルジュを務める河出真美が選出する個人文学賞「河出真美賞」第3回受賞作が決定しました。
第3回受賞作は『呪いのウサギ』(竹書房)。韓国の作家チョン・ボラさんによる短編集で、国際ブッカー賞候補作にも選ばれた、世界的に評価の高い1冊です。
この本には10の短編が収められています。表題作「呪いのウサギ」では、親友を死に追いやった相手への復讐のため、呪物を作る一族の男がウサギ形ランプを作ります。呪いのために生み出されたウサギは、相手のすべてを食い尽くしていきます。「頭」では、ある女が自分の排泄物から生まれた(!)という「頭」に悩まされます。「月のもの」では、避妊薬を飲み続けたせいで妊娠した(!?)女性が子どもの父親探しに奔走します。あらすじだけを聞けば頭の中をはてなマークが埋めつくすような奇妙なアイデアから生まれる物語は、「この物語が描いているのは、現実にあるあの問題なのではないか?」など、様々な「読み」のできる、奥の深いものばかりです。時に恐ろしく、時に切なく、とても奇妙な一冊。そんな第3回河出真美賞受賞作『呪いのウサギ』をどうぞよろしくお願いいたします。
「河出真美賞」は、過去半年の間に出会った文学作品のなかで、文学コンシェルジュ河出真美が、新作・旧作を問わず本当に読んでほしい本を選出する個人文学賞です。毎年7月と1月の年2回、梅田 蔦屋書店ホームページおよび店舗公式SNSにて発表いたします。
受賞作は7月16日より梅田 蔦屋書店文学フロアにて展開しています。
- 会期 2026年7月16日(水)ー8月16日(日)
- 時間 8:30〜21:00
- 場所 文学平台5010
- 主催 梅田 蔦屋書店
- 問い合わせ先 umeda_event@ccc.co.jp| 梅田 蔦屋書店(06-4799-1800)