【フェア】南方熊楠 生誕150年記念
熊楠にかきたてられる想像力！
今年2017年は、南方熊楠 生誕150年。
今回は、南方熊楠の生誕150年を記念して、熊楠の関連書籍をはじめ、熊楠に魅了された人々の本、さらに熊楠への理解を深める導線になりうる本を集めました。アート書店である銀座 蔦屋書店で出会う南方熊楠は、他で触れる熊楠像とはちょっと違って見えるかもしれません。美術的視点でみるのもよし、生物学、民俗学の視点からみるのも、もちろんよしです。
銀座 蔦屋書店での南方熊楠との出会いが、みなさんの想像力をビシビシかきたててくれるとともに、みなさんの創造力を呼び覚ましてくれると信じてやみません。
南方熊楠 (みなかたくまぐす)
1867-1941。民俗学者・比較説話学者・生物学者。生涯在野を通した博学の士として知られる。紀伊国(和歌山県)出身。和歌山城下に育ち、和歌山中学を卒業後上京、東京大学予備門で夏目漱石・正岡子規等と同級となるも中退。1887年、20歳で渡米し、ミシガン州立農学校に入学するがやがて退学、読書や屋外での生物採集などの自由な研究を行った。フロリダ州やキューバで菌類と地衣類の採集を行った後、1892年に英ロンドンへ移住。大英博物館東洋部門の館員らと交流、また科学雑誌『ネイチャー』へ研究ノートを頻繁に発表、また孫文や、真言宗の高僧土宜法龍の面識を得た。1900年帰国後は、紀南の那智勝浦・田辺に居住し、読書と生物研究三昧の生活の中から英語と日本語で多数の研究ノートを発表し続け、また柳田國男との通信を通じて、日本の民俗学研究の成立に寄与した。数千におよぶキノコ標本、図譜、また変形菌標本を収集。その研究は昭和天皇の知るところとなり、1929年昭和天皇の紀南行幸に際して、一民間人ながら召されて御進講を行った。神社合祀反対および神社林保護運動に尽力し、神島(田辺湾)の天然記念物指定を実現した。
文責●田村義也 (南方熊楠顕彰会 学術部長)
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【関連イベント情報】
南方熊楠 100年早かった智の人
会場：国立科学博物館
日時：2017年12月19日(火)〜2018年3月4日(日)
https://www.kahaku.go.jp/event/2017/12kumagusu/
野生展 飼いならされない感覚と思考
会場：21_21 design sight
日時：2017年10月20日(金)- 2018年2月4日(日)
http://www.2121designsight.jp/program/wild/
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【関連施設情報】
南方熊楠顕彰館
和歌山県田辺市中屋敷町36番地
http://www.minakata.org/
南方熊楠記念館
和歌山県西牟婁郡白浜町3601-1
http://www.minakatakumagusu-kinenkan.jp/
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- 会期 2017年12月01日(金) - 2018年02月04日(日)
- 時間 9:00～23:30(営業時間)
- 場所 BOOK
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755
