【GINZA ATRIUM】one side 森洋樹 個展
GINZA ATRIUM
GINZA ATRIUM 2018年10月16日(火) - 10月24日(水)
森氏は1988年生まれ。武蔵野美術大学大学院では彫刻を専攻。卒業後は個展やグループ展に作品を出展し、現在は武蔵野美術大学で助手の職に就きながら制作発表を続けています。
彼の作品は、風景写真から彼の感覚によって選別された要素をもとにドローイングを描き、それをもとに遠近性を含め、立体として要素の再配置を行います。彼は学部時代は建築を学び、大学院では彫刻専攻に転向しました。その作品には彼の立体に対する捉え方が色濃く表れています。
風景には海や山などの自然物と、ビルや家屋、港湾やダムなどの人工物の、既視感を感じる組合せが多く採用されています。限界まで情報がそぎ落とされた風景彫刻は、あるべきものがそこにないのにもかかわらず、脳の中ではイメージとして浮かび上がる、不思議な現象が起こります。
彼の彫刻には、われわれが普段何気なく思い込んでいるイメージをリセットし、新しい視点をもたらすことがテーマの根底にありますが、それは近年の現代美術全体の流れでもあります。
【プロフィール】
森 洋樹(もり ひろき)
1988年 富山県生まれ
2012年 武蔵野美術大学造形学部建築学科 卒業
2014年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース 卒業
2012年 武蔵野美術大学造形学部建築学科 卒業
2014年 武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程美術専攻彫刻コース 卒業
[主な個展]
2017年「surface」 GALLERY KINGYO (東京)
2018年「outside」 GALLERY KINGYO (東京)
[主なグループ展]
2012年「グループゆう展」 富山市民ギャラリー (富山)
2012年「視差をしくむ」 武蔵野美術大学FAL (東京)
2012年「アートプログラム青梅 地への一雫」 (東京)
2012年「CONTRASUT」 ガレリア青猫 (東京)
2013年「目の正月」 ガレリア青猫 (東京)
2013年「小砂子環境芸術祭 KEAT」 (栃木)
2013年「MMM みなとメディアミュージアム」 (茨城)
2013年「グループゆう展」 富山市民ギャラリー (富山)
2013年「モノ再考」 武蔵野美術大学FAL (東京)
2014年「アートのおせち」 ガレリア青猫 (東京)
2014年「富士山アーティストレジデンス」 富士芸術村 (静岡)
2014年「松戸森林再開発」 (千葉)
2015年「Whole Art Catalog」 ガレリア青猫 (東京)
2015年「Pureism国際展阿佐ヶ谷アートストリート2015」 (東京)
2015年「グループゆう展」 富山市民ギャラリー (富山)
2016年「一点豪華主義」 ガレリア青猫 (東京)
2016年「Derby展」 GALLERY KINGYO (東京)
2017年「Artis'FUKUWARAI’」 ガレリア青猫 (東京)
2017年「景色の手ざわり」 ガレリア青猫 (東京)
2017年「大黒屋現代アート展」 大黒屋 (栃木)
2018年「NEW+Sな新年展」 ガレリア青猫 (東京)
【コンセプト】
私たちの目の前に広がっている風景は様々な情報があふれており、それだけではただ要素の寄せ集めでしかない。
それらから自分にとって必要な情報だけを抜き取り意味を結びつけたイメージの世界を見ている。ただ、有用な情報によって認識している風景というのは、実際には氾濫した情報に飲まれ見えていないのかもしれない。
そのような意識しているようでされていない曖昧な風景から情報を削ぎ落した形態を切り出すことで、人は何を見るのか、今まで見ていたモノとはなんであったのか、改めて見ていたものにたいして意識する切っ掛けが出来ないだろうかと考える。
それらから自分にとって必要な情報だけを抜き取り意味を結びつけたイメージの世界を見ている。ただ、有用な情報によって認識している風景というのは、実際には氾濫した情報に飲まれ見えていないのかもしれない。
そのような意識しているようでされていない曖昧な風景から情報を削ぎ落した形態を切り出すことで、人は何を見るのか、今まで見ていたモノとはなんであったのか、改めて見ていたものにたいして意識する切っ掛けが出来ないだろうかと考える。
- 会期 2018年10月16日(火)-10月24日(水)
- 時間 10:00~22:30(営業時間)
- 場所 GINZA ATRIUM
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755