【展示】菊池玲生 展示 これは『』ではない

アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2024年09月21日(土) - 10月11日(金)
菊池玲生の作品展示 これは『』 ではない を2024年9月21日(土)1~2024年10月11日(金)までの期間で銀座 蔦屋書店インフォメーションカウンター前にて開催いたします。

今回の展示では〈copy and paste〉シリーズを展開します。これらは既存のイメージをPhotoshopで合成したものを、作家がペインティングで「描く」という、ねじれた構造の作品です。このシリーズは複製品を元に描かれます。しかし、描くという、作家の手によって生まれた色味や形のズレは、かえってこの作品が唯一的な存在であることを示し、画像データや印刷物など、「本物」として認識するイメージが極めてあやふやなことを示します。
 展示タイトルは「これはパイプではない」という、ルネ・マグリット〈イメージの裏切り〉に書かれた文言からの引用です。また、同作品より、ミシェル・フーコーが『これはパイプではない』という絵画論を展開したことは非常に有名です。『』には、見る方が各々に言葉を当てはめてもらえたらと思います。絵画、作品、複製、オリジナル…
すでに50年前にまとまって論じられている内容ですが、作品と照応しながら、考えていただけたらと思います。

[アーティストステイトメント]
 絵画表現は何度も死に、そして新しく検討されてきた。現代では、AIによって、メディアを作ることは、殆ど「意味のない」ものに(形式上は)されてしまうだろう。その中にあって絵画作品を発表するということは、少なからず絵画という媒体への弁明が必要となる。
筆者の表現における重要な点は、メディウムに固有な絵画の限界を探ることではなく、イメージを「どう見ているのか」という、認識論である。絵画からあたかも「見られる」ように、絵や環境との関係を等しく、そして有機的に結ぶことができないかを探るものである。
 
[アーティストプロフィール]
菊池玲生 / Reo KIKUCHI
 
■略歴
2014 東京藝術大学絵画科日本画専攻入学
2023 東京藝術大学大学院美術研究科後期博士課程修了、博士号取得
現在 東京藝術大学教育研究助手
 
■個展
2024
MITSUKOSHI ART WEEK/東京/日本橋三越本店
ながい散歩/三重/海風美術店
2023
[multiple/repetition]/東京/Gallery 美の舎
MITSUKOSHI ART WEEK/福岡/福岡三越
2022
日本画のシミュレーション/東京/Art space羅針盤

■主なグループ展
2024
Distance/東京/Gallery MU
他人の風景Vol.2/東京/alpha contemporary
2023
日本画第一研究室発表展/東京/東京藝大陳列館(18年、以降毎年)
GINZA COLLECTOR’S CLUB/東京/銀座蔦屋書店
2022
MITSUKOSHI ART WEEK東京/日本橋三越
Geisai#21/東京/東京ビッグサイト
他多数
 
■所蔵
東京藝術大学大学美術館(修了制作買上)
 
[販売について]
店頭は、9月21日(土) より販売いたします。
オンライン販売 OIL by 美術手帖は、9月24日(火)より販売いたします。

 
  • 会期 2024年9月21日(土) - 2024年10月11日(金)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
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