【展示】タイラクルカ「Look Look Look」
アート
銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前 2025年01月25日(土) - 02月14日(金)
この度、銀座 蔦屋書店にてアーティスト・タイラクルカの作品展示を、2025年1月25日(土)〜2月14日(金)の期間に開催いたします。
今展示「Look Look Look」のテーマは「視点」です。画中のモチーフが送る視線の動きや、その先の期待や希望を表現しました。独自の色合いと優れた構成力をもって表現されるタイラクルカの作品群をぜひご高覧ください。
「Run!!」H727×W385×D30mm、oil acrylic canvas、2025
[アーティストステートメント]
犬という生き物は自由なのだろうか。
ある昼下がり、散歩をしていた犬を見て考えた。もちろん犬はリードをつけている。
しっぽを振り、自由気ままに歩いては、時々リードに引っ張られている。身近な存在すぎて、今まで気づいていなかったが、「犬」という生き物は実に面白い。人にとって彼らは相棒であり、友である。この国の場合「犬」という生き物の多くは、人に飼われ、交配し、血統書を付けられる。リードの話でもそうだが、私はこの循環や環境が「不自由」だと感じた。しかし犬からは「人間への憎しみ」だとか「支配からの脱却」などといったドラマチックなものは一切感じない。ただしっぽを振って時々主の顔を見ながら歩く犬が、私の前を通り過ぎただけだった。
そこで私は「不自由」という感情を犬に押し付けていたことに気づいた。時々動物番組でやっている「自称動物の気持ちがわかる超能力者」あれと同じだ。「こうなったらいいな」とか「こうに違いない」という、言葉で意思疎通を図れない生き物に対して、イメージを一方的に当てはめていた。
こういった事象はしばしば人間同士のコミュニケーションでも存在する。幼少期、我が家に訪れた保健所のおばさんが放った「可哀想」という言葉と、私たちが連れていかれないように彼女らを必死に追い返していた父の姿を思い出す。
犬という生き物は自由なのだろうか。
ある昼下がり、散歩をしていた犬を見て考えた。もちろん犬はリードをつけている。
しっぽを振り、自由気ままに歩いては、時々リードに引っ張られている。身近な存在すぎて、今まで気づいていなかったが、「犬」という生き物は実に面白い。人にとって彼らは相棒であり、友である。この国の場合「犬」という生き物の多くは、人に飼われ、交配し、血統書を付けられる。リードの話でもそうだが、私はこの循環や環境が「不自由」だと感じた。しかし犬からは「人間への憎しみ」だとか「支配からの脱却」などといったドラマチックなものは一切感じない。ただしっぽを振って時々主の顔を見ながら歩く犬が、私の前を通り過ぎただけだった。
そこで私は「不自由」という感情を犬に押し付けていたことに気づいた。時々動物番組でやっている「自称動物の気持ちがわかる超能力者」あれと同じだ。「こうなったらいいな」とか「こうに違いない」という、言葉で意思疎通を図れない生き物に対して、イメージを一方的に当てはめていた。
こういった事象はしばしば人間同士のコミュニケーションでも存在する。幼少期、我が家に訪れた保健所のおばさんが放った「可哀想」という言葉と、私たちが連れていかれないように彼女らを必死に追い返していた父の姿を思い出す。
犬という生き物が自由なのかどうか。私が現在下した結論では「限りある自由を生きる生き物」であるということだ。
「Attack!!」H727×W385×D30mm、oil acrylic canvas、2025
[アーティストプロフィール]
タイラクルカ/TAIRAKU Ruca
タイラクルカ/TAIRAKU Ruca
- 2000年
- 東京出身。
2022年の個展「してん」を機に作家活動を開始。
【個展】
- 2024
- 「るてん」 (9s Gallery by TRICERA、東京)
「レてん」 (Quadrivium Ostium、鎌倉) - 2023
- 「きてん」 (ACTギャラリー、東京)
- 2022
- 「してん」(東京)
【グループ展】
- 2024
- 「Dalston group exhibition-part8-」(Gallery Dalston、東京)
「ART365」(大丸梅田、大阪)
「ART HAKATA by tagbort」(博多阪急、福岡)
「FIRST CONTACT」(REJINSHA GALLERY、東京)
「AWAKE Eve.3-contemporary Art-」(阪急メンズ大阪、大阪)
「muni Art Award セレクション展」(GALLERY SCENA.、東京)
「Stories」(Soka Art Tainan、台湾)
「Multiverse」(石川画廊、東京)
「JILL STUART is…」(WHAT CAFE、東京)
「UPDRAFT」(9s Gallery by TRiCERA、東京)
「Dalston group exhibition-part6-」(Gallery Dalston、東京)
「Independent Tokyo 2023 Selection」(tagboat、東京)
「100人10」(TRiCERA、渋谷キャスト) - 2023
- 「an titled 」(北京)
「WHAT CAFE SPECIAL MARKET2023」(WHAT CAFE、東京)
「muni Art Award 2023展」(秋華堂、東京)
「Independent Tokyo」(ポートシティ竹芝、東京)
「IAG awards2023」(東京)
「長亭GALLERY受賞者展」(長亭GALLERY、東京)
「上野の森美術館大賞展」(上野の森美術館、東京)
「GEISAI#22&classic」(ビックサイト、東京)
「天王洲キャナルフェス」(WHAT CAFE、東京)
「ACTアート大賞展」 (The Artcomplex Center of Tokyo、東京) - 2022
- 「長亭GALLERY」 (長亭GALLERY、東京)
「WHAT CAFE EXHIBITION vol.22」(WHAT CAFE、東京)
「GEISAI#21 」(ビックサイト、東京)
【アートフェア】
- 2024
- ART TAIPEI(台北世界貿易中心、台湾)
- 2023
- ART FAIR ASIA FUKUOKA 2023(福岡マリンメッセ、福岡)
【受賞歴】
- 2024
- 100人10 野村證券アワード
- 2023
- muni Art Award 準グランプリ
lndependent Tokyo タグボート特別賞、 特別審査員 陳彬賞
IAG awards 2023 奨励賞、八犬堂賞
ACTアート大賞最優秀賞受賞
上野の森美術館大賞入選 - 2022
- 長亭GALLERY OJUN賞受賞
[販売について]
作品は銀座 蔦屋書店店頭、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
店頭:1月25日(土) 10:30~販売開始
オンライン:1月27日(月)10:30~販売開始
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
作品は銀座 蔦屋書店店頭、アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術⼿帖」にて販売いたします。
店頭:1月25日(土) 10:30~販売開始
オンライン:1月27日(月)10:30~販売開始
※作品はプレセールスの状況により展覧会会期開始前に販売が終了することがあります。
\オンラインストアで購入する/
2025年1月27日(月)10:30~販売開始
- 会期 2025年1月25日(土) - 2025年2月14日(金)※終了日は変更になる場合があります。
- 時間 当店Webサイトをご確認ください。※最終日は17:00まで
- 場所 銀座 蔦屋書店 インフォメーションカウンター前
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 問い合わせ先 03-3575-7755