映画『レイブンズ』公開記念 深瀬昌久フェア

アート|写真
BOOK売場(アート) 2025年04月01日(火) - 04月20日(日)
写真家・深瀬昌久をモデルに、浅野忠信が主演を演じる、仏日西合作映画『レイブンズ』(マーク・ギル監督)が3月28日に全国公開となります。銀座 蔦屋書店では、本映画の公開を記念して深瀬昌久のフェアを開催、深瀬昌久の写真集及びグッズを販売いたします。また映画「レイブンズ」劇場公開にあわせ復刊される、深瀬昌久の不朽の名作『洋子』と『遊戯』の販売も予定しております。
 
【映画概要】
森山大道らとニューヨークMOMA“New Japanese Photography”展(1974)で絶賛を浴びた伝説の写真家深瀬昌久の78年にわたる波瀾万丈な人生を、実話とフィクションを織り交ぜて大胆に描いた。写真に取り憑かれた天才の狂気と、撮ることでしか愛しかたを知らなかった純粋さを、浅野忠信が繊細かつワイルドに演じる。深瀬は闇を抱えていた。それは異形の“鴉の化身”として転生し、哲学的な知性で披露する。闇落ちから深瀬を守ろうとする、<最愛の妻であり最強の被写体>洋子役に、瀧内公美。ミューズという古典的な役割を軽々と飛び越え、美しく自由な圧倒的存在感で演じた。さらに、古舘寛治、池松壮亮、高岡早紀ら実力派俳優が脇を固める。ダークでシュールなラブストーリー。
 
第31回アメリカ・オースティン映画祭 観客賞受賞
第37回東京国際映画祭Nippon Cinema Now部門 公式出品作品
第44回台北金馬映画祭 出品
第4回 紅海国際映画祭 出品
監督/脚本:マーク・ギル『イングランド・イズ・マイン モリッシー、はじまりの物語』
出演:浅野忠信、瀧内公美、古館寛治、池松壮亮、高岡早紀 
配給:アークエンタテインメント
製作年:2024年
原題:RAVENS 
© Vestapol, Ark Entertainment, Minded Factory, Katsize Films, The Y House Films
■Instagram ravens__movie_jp
■X @RAVENS_movie_JP 
■公式サイト www.ravens-movie.com 
 
 
 
【『洋子』、『遊戯』の書籍概要】
映画『レイブンズ』公開にあわせて、出版社・赤々舎より、写真家・深瀬昌久の不朽の名作『洋子』、第一作目の写真集という原点である『遊戯』が同時復刊されます。
 
1978 年刊行の朝日ソノラマ写真選書8 深瀬昌久著『洋子』は、深瀬作品を代表し決定づけるシリーズとして位置づけられながら、長らく絶版でした。この度、約半世紀ぶりに刊行される本書は、モデルである三好洋子さんの全面的なご協力のもと、深瀬昌久アーカイブスディレクターであるトモ・コスガさんの監修により、原版のすべての写真と文章を収録しています。また新たに、参照される当時のテキストと戸田昌子さんによる寄稿文、そして三好洋子さんからの復刊に寄せられた言葉を収載し、一冊の名作写真集が時間を経て今に蘇ることの意義を、構成や造本の面からも追求したものとなります。
 
一方、深瀬昌久の初写真集『遊戯』(中央公論社 映像の現代4)は、1971 年に刊行されました。深瀬が十数年にわたり撮影した写真群を、『カメラ毎日』編集者の山岸章二編集によりオムニバス形式でまとめたこの一冊は、写真と人生との鮮烈な対応を表すように6章で構成され、その後の作品を方向づけるイメージに満ちています。今回の『遊戯』復刊に際し、原版に掲載する全ての写真と文章を収載した上で、デザインによる再構築を目指し、時代を超えた深瀬への応答としています。
 
戦後世代が負う時代精神を背景に、写真の本質的な問いとして二人の関係性を見つめた『洋子』。自身と自身の身内にレンズを向け、生と死の対照とつながりを赤裸々に写し、生きることの有りようを写真表現を通して表した『遊戯』。「深瀬昌久 1961-1991 レトロスペクティブ」展(東京都写真美術館、2023)なども開催され、世界的に再評価が高まっている作家の作品世界を是非ご堪能ください。
 
深瀬昌久『洋子』    
定価:6,500円+税 / 7,150円(税込)
168ページ|H245mm ×H245mm |920g|上製本    
デザイン:鈴木千佳子
日英併記
ISBN 978-4-86541-196-5
監修:トモ・コスガ
執筆:山岸章二、瀬戸内晴美、深瀬昌久
戸田昌子、三好洋子(旧・深瀬)
オンラインストアからのご予約はこちらから|https://store.tsite.jp/item-detail/art/46365.html
深瀬昌久『遊戯』
定価:6,500円+税 / 7,150円(税込)
128ページ|H280mm ×W225mm|780g|上製本    
デザイン:寄藤文平、垣内晴
日英併記
ISBN 978-4-86541-197-3
監修: トモ・コスガ
執筆: なだいなだ、山岸章二
オンラインストアからのご予約はこちらから|https://store.tsite.jp/item-detail/art/46366.html
 
【プロフィール】
深瀬昌久(ふかせ・まさひさ)
1934 年、北海道中川郡美深町生まれ。日本大学芸術学部写真学科卒業。日本デザインセンターや河出書房新社などの勤務を 経て、1968 年に写真家として独立。1974 年、アメリカ・MoMA で開催された歴史的な日本写真の展覧会「New Japanese Photography」への出展を皮切りに、これまで世界各国の展覧会に出展多数。1992 年、転落事故で脳障害を負い、20 年間の闘病 の末、2012 年没。享年 78。代表作『鴉』は日本写真の金字塔として世界的に高い評価を得ている。 2014 年に創設された深瀬昌久アーカイブスの働きにより、2024 年現在までに世界6都市で8度の回顧展が開催され、11 冊の写真集が世に送り出された。2018年、蘭・Foam にて美術館初となる回顧展「Private Scenes」を開催。その開催に合わせて、深瀬が 40 年間にわたって制作した作品群 を編纂した作品集『Masahisa Fukase』(赤々舎より日本語版、Editions Xavier Barral より英語版及び仏語版)が刊行された。 
masahisafukase.com 
  • 会期 2025年4月1日(火) - 2025年4月20日(日)※終了日は変更になる場合があります。
  • 時間 当店Webサイトをご確認ください。
  • 場所 BOOK売場(アート)
  • 主催 銀座 蔦屋書店
  • 問い合わせ先 03-3575-7755
mail

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