【フェア】「蘇生・創作・輪島塗」
〜輪島キリモトの挑み〜
筒型の形状が持ちやすく使い勝手が良いため、重宝する器です。切れ味が良く注ぎやすいため、お酒だけでなく、ドレッシングや蕎麦つゆを入れても。漆ならではのふっくらとした質感、奥行きのある表情は「本堅地技法」によるもの。使い込むことで少しずつ色が明るくなり、艶も増していく、その変化も美しいのが特徴です。
Reborn」 透き溜シリーズ
震災後、奥能登全域で災害ゴミとして捨てられていた、輪島塗の御膳や漆器。それらを「直す」のではなくて、今の暮らしに使いやすく生まれ変わらせたのが「Reborn」 透き溜シリーズです。トラディショナルな朱色を丁寧に研ぎ、日本産の漆を中心とした「朱合い漆」を塗り重ね、120年前、50年前の朱色も奥底で感じるように仕上げられています。このプロジェクトによって震災後にも、下地、研き物、上塗りの職人の技が活かされています。
亀甲蓋物シリーズ
すべての物事、命あるものは周りと繋がっているからこそ、周りの変化によって自分自身も揺れ動き、変化し、考え方や在り方が変わっていきます。そんな繋がりと変化を小さなまめカンナで刳ったり、鑿(ノミ)の削りにて表現し、朱溜、金彩パール漆、銀彩パール漆にて永遠の深まりを加えています。
「六角茶器揃」
日本産漆を中心に上塗りされた伝統的な輪島塗の本堅地技法と、内部は傷付きにくい蒔地技法を用いた茶器をモノトーンで揃えた茶器揃い。酒器としても使うことが可能です。
盃「冨嶽三十六景」
「冨嶽三十六景」は1831-34年(天保2-5年)版行の葛飾北斎による富士図版画集。46絵柄の中で特徴がある6種を盃の中に再構成して色鮮やかな蒔絵、漆絵で描かれています。
乾漆造「懐中小物入れ」
布と漆を25層貼り合わせた印籠造りで素地が造られています。印籠は元々印判を入れる箱として造られましたが、室町時代頃から練り薬をいれて持ち歩く箱として使われるようになりました。この懐中小物入れは常備薬などをいれてポケットやバッグに入れて持ち歩くように造られています。合口がどこにあるのかがわからないほど高度な合口蒔絵にて金魚、蛙、花火が描かれています。
銀座 蔦屋書店店頭にて12月20日(金)10時30分より販売します。
- 期間 2024年12月20日(金)~2025年1月31日(金)※フェア終了日は変更になる場合があります。※1月1日(水・祝)は全館休業日です。
- 場所 銀座 蔦屋書店 BOOK売場(日本文化)
- 主催 銀座 蔦屋書店
- 協力 輪島キリモト・株式会社スタルカ 小林 真理
- お問い合わせ info.ginza@ccc.co.jp