【広島 蔦屋書店】アウトドアと本

2号館1F マガジンストリート 2022年09月02日(金) - 10月18日(火)
 
 
みなさんこう思っていませんか
 
キャンプはアウトドアな趣味で、読書はインドアな趣味である。確かに、一般的にはそうかもしれません。
 
しかし、知っている人だけが大いに楽しんでいる。
アウトドアと本の組み合わせ。
これが最高に相性が良いのです。
例えば、登山家や探検家は悪天候のときにはテントでのビバークが長引く時もあります。そんな時何をしているか。ひたすら本を読んでいるという話をよく聞きます。
例えば、ソロキャンプで、ひとり山の中で静寂を感じながら読むオカルト本、部屋の中で読む時の1.5倍はワクワクするはずです。例えば、自然の中で五感で世界を感じながら思索にふけるために本を読む。あたらしい考えを手にすることができるかも。実はアウトドアと本というのは非常に相性の良い組み合わせなのです。
 
さあ、あなたならどんな本を選びますか?
今回の「アウトドアと本」フェアにて広島県廿日市市のアウトドアギアを制作しているブランド「野良道具製作所」の新作アイテムを販売いたします。
 
 
 
 
アウトドアと本をかけ合わせる新しいギアが誕生しました。
その名も「ブックペグ」。それは、キャンプでは必須のギアであるペグと読書に必須のギアであるしおりをかけ合わせた新しいギア。頑丈で長持ちそれでいて機能的で美しい、ヘビーデューティーかつスタイリッシュなアイテムで人気の地元広島にこだわったアウトドアブランド「野良道具製作所」の新作です。
 
なぜ「アウトドアと本」なのか
実はアウトドアと本は相性がピッタリなのです。
自然の中に身をおいて、五感で世界を感じながら、デジタル機器から離れて過ごすのがアウトドアの醍醐味。そこで仲間と楽しくおしゃべりをしたり料理をしたりする時間も最高なのですが、独りで静かに集中して本を読んでみるのはいかがでしょう。
 
 
 
 
自然の中、静寂の中、柔らかな光が作る木陰の中で風を感じながらの読書、あなたはどんな本を選ぶのでしょうか。家の中で読むときとはまた違った読書体験がそこには必ずあるはずです。
 
読んでいる途中で本にブックペグを打ち込んで、空を眺め、風を感じ、森の音を聞いてみませんか。
 
今回のブックペグ販売にあたり、野良道具製作所様より売上の一部が「子ども第三の居場所基金」へ寄付されることが決定いたしました。
ブックペグ開発者の野良道具製作所代表の里崎亮様よりメッセージです。
 
 

 
 
キャンプで使う「ペグ」、このペグをモチーフにした真鍮製の「しおり」です。
野良道具製作所の活動のメインテーマである「アウトドア×地域×福祉」。
 
ブックペグがこの活動のシンボルになってほしいという願いも込め、今回このブックペグの売上の一部を、日本財団さんが取り組まれている「子ども第三の居場所基金」に寄付させて頂くことにしました。
 
普段は焚き火台などのアイテムを作っている野良道具製作所ですので、今回のブックペグは若干テイストが異なるということもあり、
・なんでアウトドア用品メーカーが「しおり」なの?
・なんで寄付するの?
・なんで「子ども第三の居場所基金」なの?
などなどの疑問もあると思います。
 
これにお答えしようと思うとどうしても長文にはなってしまうのですが、一通り下記にて解説させて頂きます。どうかこのブックペグをきっかけに、日本財団様のご活動、ならびに我々の活動にご興味を持っていただければ幸いです。
 
まず最初に私個人のお話をさせて頂きますと、このアウトドア事業を始める前、2015年より友人と共に、広島県大竹市にて「放課後等デイサービスHOORAY」という事業所を立ち上げたのが「福祉」との関りの第一歩になります。
 
そこから2年弱、私も講師として現場に入り子供たちに「演劇」や「朗読」などをはじめとして、主に表現活動を軸とした授業を行ってきました。
私が施設を離れてからも、HOORAYの子供たちには、野良道具製作所の直営店である「アウトドアスペース野桜」にて接客体験や商品づくりなどといった形で関わって頂いています。
 
私が子供たちと、そしてその保護者さんと接する中で非常に強く感じたのが
「居場所」のたいせつさです。
 
障がいのあるなしに関わらず、今「居場所」がない子供が非常に増えていること、またコロナでそれが加速してしまっていること、私が放課後等デイサービスに関わる中でこれを意識しない日はありませんでした。
 
放課後等デイサービスはレスパイトケアも役割の一つですが、子供たちと同様に保護者さんもまた、居場所を失っているように思います。
 
学校の中でも同じ保護者同士で味方を見つけられず、先生も障がいについての知識が乏しく、また地域の中でも満足なサポートが受けられずどうしようもない中で子供につらく当たってしまったり、悩みに悩んで放課後等デイサービスに相談に来る方はこれまででもおそらく何百人といらっしゃいました。
こういった体験を通じて、喫緊で我々が取り組むべき課題と捉えているのが総合的な「居場所づくり」です。
それは放課後等デイサービスを卒業した後の就労も含めての「居場所づくり」と捉えており、現在、アウトドア事業を軸とした就労支援施設を立ち上げるべく奮闘中であります。
https://norastove.com/syuro-ootake/
※絶賛求人募集中です
 
もともと、単純に自然を「消費」するだけの「アウトドア」に疑問を持ち、
「野良=野を良くする」
というコンセプトで始めた野良道具製作所。
そして自然を守っていくには「地域」と共に歩むことが必須であり、その地域の土台を支えるのが「福祉」であるということ。
 
アウトドア×地域×福祉
このメインテーマはそんな活動の中で生まれました。
 
そして、日本財団様の「子ども第三の居場所基金」という活動は、我々のテーマや理念と非常に通じるものがあると私は勝手に感じております。
ただ、そんなふうに偉そうなことを言いながらも、私には福祉に関する知識も乏しければ経験も少ないです。そんな中、私にできることはやっぱり「ものづくり」以外にありません。
そのものづくりを通してどう支援を行っていくか、それを考えて設計したのが今回のブックペグです。
私と同様に、今までアウトドアに慣れ親しんできた方がこのブックペグを通じて「福祉」に興味を持ち、支援の手を伸ばすきっかけになればこれ以上の喜びはありません。
これも確信を持って言えますが、そうやって日本各地の福祉が充実し、地域が元気になれば、アウトドアは今よりももっと楽しい遊びになるはずです。

 
野良道具製作所 代表 里崎亮
 
 

 
 
地元広島で素晴らしいものづくりをしているメーカーの商品を広島の蔦屋書店から広島の皆様へ、そして全国の皆様へ紹介していくプロジェクトの一環として、フェアでの販売に合わせて蔦屋書店のECサイトでも販売致します。
 
 
 
野良道具製作所 ブックペグ
1,500円(税込)
素材/真鍮
サイズ/90mm×20mm
※意匠出願済み

 
 
 
 
 
【お取り扱いブランド】
 
 
地元広島にこだわり「メイド・イン・地元」を掲げてものづくりをする、アウトドアツールのメーカー「野良道具製作所」。
「頑丈で使いやすく、そして使っていて楽しい道具を」というコンセプトのもと、野良道具製作所から生まれるアイテムは、とにかく頑丈でタフ。したがって、ラフに扱っても壊れない、だからずっと愛着を持って使える。
代表の里崎さんには、生み出されるタフなアイテムからのいかついイメージは全くありません。非常に人当たりが良い方で、アウトドアにおいてなにか困ったことなどあれば、気軽に声をかけて相談したくなるような優しい方です。
アウトドアをずっと楽しむための道具たち。ぜひ実際に手にとってご覧になってください。
  • 期間 9月2日(金) - 10月18日(火)
  • 場所 2号館1F マガジンストリート

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