廣島蚤の市

 
アンティークや古道具は、欠けたり割れたりしても修復をしながら、ひとつを大切に使い続けられてきたものです。
使い方もそうですが、ひとつひとつ丁寧に作られたものだからこそ現代まで残っているのです。
素材や手法にこだわってつくられた新しい工芸品も、大切に使い続けることでこれからアンティークや古道具になっていく。
誰かの残したもの、誰かの手でつくられたものを自分が丁寧に使い、大切にすること。
それがまた後世に残り、新たな歴史が生まれます。
 
 
 
 
広島には、歴史的なものを失った記憶があります。
失われたものがあるからこそ長く残していけるようにひとつのものを大切に使っていく。そんな感覚が私たちの中には自然と生まれているのかも知れません。
広島という場所からこうしたカルチャーを発信できることは意味があると思います。
 
 

 
 
廣島蚤の市には、アンティークや古道具、それに成り得る工芸品など様々な「いいもの」が集まります。
そういったものに造詣の深い方、そして初めて触れる方にも集まっていただきたいと思っています。ここにお集まりいただくどんな方にも、楽しく、いつも新しい発見のある蚤の市でありたいのです。
 
 
 
 
表情の違うひとつひとつを実際に手にして本当に欲しいものか確かめる。
お店の人と話しながら、手にした品物の歴史を知る。
お気に入りをじっくりと探すその時間を楽しむ。
そうすることで、持ち帰りたいと思うものに出会う。
持ち帰った後もその品物をどう使おうかと想像することで自分の暮らしについて思いを巡らせる。
 
 

 
 
廣島蚤の市で過ごす時間が、そこにいる自分がもっと好きになる。
そんな体験を提供できる蚤の市でありたいと思っています。
 
ここ廣島蚤の市が、この場所を訪れるお客様と出店者様にとってかけがえのない場所となれますように。
 
 
 

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