【広島 蔦屋書店】ビジュアル版『赤毛のアン』原画展
フェア・展示
1号館2F 親と子フロア通路 2025年04月30日(水) - 05月18日(日)
世界文化社より、小学生読み物として4月に発刊されました、ビジュアル版『赤毛のアン』。
『シートン動物記』『ファーブル昆虫記』に続く第3弾で、どれもぜひ子どもに読んでほしい不朽の名作ですね。
挿絵を描かれたのは、ちばかおりさん。
昔、子どものころに観たどこか懐かしい雰囲気のなかに透明感のある爽やかなアンの表情がうつり、私はとても好きです。改めてこの作品が長く愛される理由がわかります。
アンの時代背景や物語に触れ、ぜひ親子で一緒に世界観に浸ってみませんか。
物語はとても読みやすく構成されていますので、3世代で読み継がれる名作をぜひご覧ください。
【プロフィール】
▪️L・M・モンゴメリ(原作)
1874 - 1942 カナダの作家。
プリンス・エドワード島に生まれ、10代から詩と小説を新聞・雑誌に投稿。教職をへて、1908年刊行の『赤毛のアン』で人気作家となる。牧師と結婚後はオンタリオ州に暮らし、アン・シリーズ全8巻、自伝的小説エミリー3部作など20冊の長編小説と約500作の短編小説を発表。カナダ人女性として初めて英国王立芸術院会員となり、1935年、大英帝国勲章受章。約半世紀にわたる詳細な日記が、没後の1980年代より刊行され、モンゴメリ研究が本格化。1994年からプリンス・エドワード島大学でモンゴメリ学会が開催され、世界各国の研究者が学術発表を行う。
▪️松本侑子(文)
作家・翻訳家。
『巨食症の明けない夜明け』(集英社文庫、すばる文学賞)、『恋の蛍 山崎富栄と太宰治』(光文社文庫、新田次郎文学賞)。日本初の全文訳・訳註付『赤毛のアン』シリーズ全8巻(文春文庫)、『赤毛のアン論 八つの扉』(文春新書)、『英語で楽しむ赤毛のアン』(ジャパンタイムズ出版)、『赤毛のアンのプリンス・エドワード島紀行』(全国学校図書館協議会選定図書)。モンゴメリの生涯の地と『赤毛のアン』シリーズの舞台を旅するカナダ東海岸4州ツアーの企画・同行解説を手がける。2022年よりカナダのモンゴメリ学会で研究発表を行う。
▪️ちばかおり(挿し絵)
編集者、イラストレーター。
児童書を中心に編集に携わる傍ら、『ハイジ』『若草物語』などの海外児童文学、およびテレビアニメシリーズ『世界名作劇場』の実地調査、聞き取り及び研究をライフワークにしている。主な著作に『ラスカルにあいたい』(求龍堂)、『「ラスカル」の湖で スターリング・ノース』(文溪堂)、『世界名作劇場への旅』『大きな森の小さな家〜大草原のローラと西部開拓史〜』(ともに新紀元社)、『ハイジが生まれた日』(岩波書店)ほか。長年、教育福祉関係の挿し絵を手掛けてきたが、近年は自著などのイラストに活動の場を広げている。
- 期間 4月30日(水) - 5月18日(日)
- 場所 1号館2F 親と子フロア通路