【お菓子博 旅のお菓子のお話】ninin

 
「バンコクが教えてくれたこと」
 
お店で使い慣れている、私にとって心強い味方のココナッツ。
ココナッツはウォーター、ミルク、クリームなどと形を変えてプラントベーススイーツをさまざまな形で叶えてくれる食材の一つ。いつもパッキングされて私の元へ届くココナッツを、タイ・バンコクで採れたままの姿で味わうことができたのが今年の夏です。
 
 
その中でも「また食べたい」、とおかわりをしたのが「スティッキーライス」もち米をココナッツであえたもの。しばしばマンゴーと一緒に楽しまれるおやつです。白米と玄米が大好きな私たち夫婦は、お米を甘いココナッツで食べるなんて…と少し引いていたのですが、勇気を出して食べてみると…これが美味しくてたまらない。
確かに日本でもおはぎのようにお米をおやつとして食べる文化があったな、と。プラントベースのスイーツは、もっと自由に遊んだっていいのかも。
バンコクでは私の想像を超えた形でココナッツが自由に親しまれています。食材の生産地へ向かい、そこで親しまれているおやつをいただく。文化を知ることは、食材の持つ力に気づけることにもつながる。試作に必死で目の前しか見えてなかった私に、そう教えてくれたのがスティッキーライスでした。
 

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