【お菓子博 旅のお菓子のお話】タルトアンドカヌレ

 
旅先でのお菓子との出会いは、旅の大きな楽しみのひとつです。
知らない町の知らなかったお菓子屋さん。入り口にも棚やショーケースにも個性が光ってとっても楽しい。並んで出迎えてくれるお菓子たちももちろん色々。見るものすべてとっても楽しい。
さらなるわたしの秘かな楽しみは、包みやカードを眺めつつ、お菓子を食べながら作った人たちに思いを巡らせる時間です。
 
パン屋さんでも働いてたのかなー
料理も勉強してきたのかなー
あんなお店やこんなお店で働いてたのかもー
ドライフルーツが好きなのかなー
きっとお酒飲むひとだなー
楽しい食感を大切にしてるんだなー
広がる香りを大切にしてるんだなー
 
気にしがちな性格が災いしてなかなか直接は聞けず、情報ほぼゼロのところから想像がムクムクと広がっていきます。
ごちそうさまをして、お供の飲み物をごくりと飲む頃には想像に想像を重ねまくって、長い旅から帰ってきた気分。(想像の真偽は不明のままでも楽しい)
お菓子から想像できる物語は、つくる人たちのここまでの人生の旅路を沢山包み込んでいます。
お菓子博にならぶお菓子たちにも、それを毎日焼き焼きしている人たちの旅物語が沢山詰まっていて、私もとても楽しみにしています。
 

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