【京都岡崎 蔦屋書店】東京で開催した個展での代表作が京都へも巡回。現代美術家・杉⼭有希⼦の作品展「CRASH / PHASES」を5⽉6⽇(金)より開催。
【京都岡崎 蔦屋書店】東京で開催した個展での代表作が京都へも巡回。現代美術家・杉⼭有希⼦の作品展「CRASH / PHASES」を5⽉6⽇(金)より開催。
京都を中⼼に活躍する今注⽬すべきアーティストを紹介するシリーズ「アートウォール京都」
京都岡崎 蔦屋書店(京都市左京区ロームシアター京都 パークプラザ1階)は、杉⼭有希⼦による個展「CRASH / PHASES」を5⽉6⽇(金)から5⽉16⽇(⽉)の期間に店内アートスペースにて開催いたします。今年1⽉に銀座 蔦屋書店にて開催された個展で発表された代表作の7点を展⽰。
- ・概要
杉⼭有希⼦は、⾃然の中に遺棄された⼈⼯物や、⼈類が宇宙空間へ挑むために作られてきた機械を被写体として撮影をする現代美術家です。
美術⼤学では彫刻作品を学んでいたが、ロサンゼルスに赴いた際に、広⼤な⾃然とそこに遺棄された⼈⼯物に⼼を惹かれ、写真作品の制作をはじめました。⼈⼯物と⾃然、⼈間世界と宇宙との衝突をテーマとして、砂漠に遺棄された爆撃機、 最初期の宇宙服や実験⽤のマネキン、スペースシャトルの後継機となるはずだったスペースクラフトなどを被写体に選び 、制作を⾏っています。
杉⼭の作品はその主題を表現するために、様々な⼿法が⽤いられています。近⾚外線カメラを⽤いることで植物を⽩く写し出し、「⾃然」と、⼈間が遺した「⼈⼯物」との対⽐を浮き彫りにします。ドローンを使い、余⼈では撮ることのでき なかったエリアに遺された⼈⼯物を写真に収めており、印刷においては、スイス製のUVプリンターを使⽤し、特殊な⽴体感やテクスチャーを表現します。これらの⼿法によって制作された作品には、⼈間が進歩の過程に忘れてきた過去の遺物が際⽴った存在感をもって捉えられており、鑑賞者の眼をとらえて離しません。
本展では、今年1⽉に銀座 蔦屋書店にて開催された個展の作品を展⽰いたします。
- ・アーティストステートメント
⼈⼯物と⾃然との衝突。⼈間世界と惑星的な世界との衝突。
「CRASH」は、⾃然の中に遺棄された⼈⼯物の光景を撮影してきた。 近⾚外線カメラを⽤いることで植物を⽩く写し出し、朽ちてゆく⼈⼯物と⾃然の⽣命との対⽐を浮かび上がらせている。 SF的、ディストピア的な世界に残り続ける⼈⼯ 物は、どこか⼈間の顔や⾝体の⾯影を宿す。 「PHASES」は、⼈類の宇宙空間への挑戦を記録したシリーズ。 最初期の 宇宙服や実験⽤のマネキン。スペースシャトルの後継機となるはずだったスペースクラフト。運⽤を停⽌したNASAラボラトリーの⾵景など、ノスタルジックな未来像と現在進⾏形の物質的リアリティが衝突し、新たなイメージを創出している。
杉⼭有希⼦
- ・作品販売について
店頭にて5⽉6⽇(金)より販売開始。
※オンラインでの販売は未定となります。
- ・プロフィール
杉⼭有希⼦
1985 京都府⽣まれ
2011 ⾦沢美術⼯芸⼤学彫刻専攻修⼠課程(菅⽊志雄ゼミ)修了
【Awards】
2020 Singapore International Photography Festival (SIPF) / Silvana S. Found
ation Commission Award / ファイナリスト / シンガポール
2018 KYOTOGRAPHIE / KG+Award 2018 / ファイナリスト / ⽇本
【Exhibitions】
2021 ブレイク前夜展 in 銀座 「美術⼿帖」総編集⻑・岩渕貞哉セレクション /
グループ展 / 銀座 蔦屋書店 / 東京 、CRASH 2021 /
個展 / ロイドワークスギャラリー / 東京
Collection
2019 Japigozzi コレクション
- ・「アートウォール京都」とは
本企画は、⼤きな変化が起きている現代において「京都」を中⼼として活動しているこれから注⽬すべきクリエイターの 「今」表現される作品を通じて京都のアートシーンの現在地を探ります。
書店と融合した開放的な空間に表れるクリエイターの作品。
そこから⽣まれる感情。想像を膨らませることの出来るひと時をお届けするシリーズです。
- ・展覧会詳細
アートウォール京都 2022.05 -杉⼭有希⼦-「CRASH / PHASES」
期間|2022年05⽉06⽇(金)〜5⽉16⽇(⽉)
会場|京都岡崎 蔦屋書店 ギャラリースペース
主催|京都岡崎 蔦屋書店
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)
※フェア終了⽇は変更になる場合があります。