【ギャラリーENウォール】片寄優斗 個展「Light Layers」
「Space」 W145mm×H116mm drawing on paper(2024)
- ・概要
片寄優斗はシャープペンシルや鉛筆といったシンプルな画材を用いて、ペンを持ったその 時その時の感覚に委ねながら、精巧な絵画を描いてきました。一見ではデジタル表現と見間違うような精密描写は、観るものの感覚を揺さぶります。薄層や薄い境界線などを意味する「Light Layers」をタイトルとした本展では、片寄が普段から収集している古書や古い領収書などに描いた作品を展示します。新しく白い紙とは違い、破れや折り跡・かすれた手書き文字など、時間の経過が染み付いた古紙を使用することで、薄い層同士が重なり合い、溶け込んでゆき、異なる時間と時間の境界線が曖昧になっていきます。いつか誰か によって描かれた過去の筆跡と、現在の時間の境目が重なることでお互いが影響し合う新 鮮な感覚を、会場でお楽しみください。
「Hammer」 W209mm×H133mm drawing on paper(2024)
- ・アーティストステートメント
色という情報をなくし、白と黒のグラデーションによる陰影や質感・形などを、シャーペンと鉛筆を用いて描いています。 匿名性の高いモノクロームによって視覚情報を限定し、温度や感情を感じにくい静かな空間を表現しています。
片寄優斗
「Meeting」 W106mm×H273mm drawing on paper(2024)
- ・作品販売について
店頭販売|6月1日(土)10:00より販売開始。
一部の作品をアートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」にて、6月4日 (火)11:00〜6月25日(火)23:59の期間販売します。
※プレセールスの状況によって会期前に販売が終了する場合があります。
https://oil.bijutsutecho.com/gallery/1022
- ・アーティストインタビュー
GALLERY EN にて開催する展覧会の魅力を発信するpodcastが始まりました。
本展の搬入後に片寄優斗さんに行ったインタビューを配信しております。ぜひ合わせてお楽しみください。
片寄優斗 個展「Light Layers」インタビュー
- ・アーティストプロフィール
片寄 優斗 Yuto Katayose
島根県生まれ。
京都精華大学デザイン学部イラスト学科卒。アーティスト・グラフィックデザイナー。
現在はデザイン事務所でグラフィックデザイナーとして勤務しながら、シャーペンと鉛筆 での制作を中心に展示やアートイベント・ZINE販売などの個人での制作活動もしている。
●近年の主な個展
2021 「cycle」Bar&Gallery COCOTO(京都)
2022 「Gray Scale」Gallery Blue3143(東京)
●近年の主なグループ展
2021 「PARADIGM SHIFT」THE blank GALLERY(東京)
2022 「HER IS ZINE」Feb gallery Tokyo(東京)
2022 「WAVE2022」アーツ千代田3331(東京)
2023 「WAVE2023」Lurf MUSEUM(東京)
- ・展覧会詳細
片寄 優斗 個展「Light Layers」
会期|2024年6月1日(土)~6月25日(火)※6月3日(月)は休廊
時間|8:00〜20:00 ※初⽇のみ10:00〜
会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール
主催|京都岡崎 蔦屋書店
協力|Alternative Space yuge(Curated by hoge)
入場|無料
お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)