【ギャラリーENウォール】 高橋果歩 個展「光の庭」

アート
2024年07月27日(土) - 08月20日(火)

《Rose Garden of Light Ⅱ》キャンバスに油彩、アクリル / 89.4×130.3cm / 2024

  • ・概要

高橋果歩は2024年に京都市立芸術大学大学院の修士課程を卒業し、京都を拠点に活動するアーティストです。本展では、3年ほど前より高橋が継続的に観察している京都府立植物園のバラを描いた「Rose Garden of Light」シリーズを中心に展示します。 高橋は、身近な植物を詳細に観察するうちに、人と自然の営みが混在する「庭」から人の自然に対する関わり方や暮らしに関心を持つようになったと言います。自然のなかに人の手が入り、年々美しく拡張するバラ園を 「生命力と豊かさに満ちた、心地よい楽園のような場所」と捉えます。 植物や花が大きく成長し密度が増していくごとに見える独特の装飾性やパターン性に注目し、詳細に描写するとともに、感受したイメージを光のイメージに変えながら、絵画に留めようとしています。細部は瑞々しく、全体では透き通って光と一体となった印象を、淡い色彩やパールによる光の効果によって引き出しています。

 

  • アーティストステートメント

庭を照らす光が植物の葉や花びらだったものを光や色彩へと変えていく。きらきらと変化する色彩はそのもの自身が光を放っているようで、薄い膜の奥に広がる光を意識させる。この光に、色彩に包まれるようなあたたかい感覚を絵画に表したい。今回の展示では光と色彩、モノがひとつであることとそれらが一体となって包まれるような感覚を表すことに取り組んだ作品を展示しています。特に、葉や花びらを通過した光の色を透明感のある鮮やかな色彩で描き、色同士がハレーションを起こすような画面作りに取り組んでいました。光を色に置き換えるだけではなく、下地に光の反射率が高いパール色を用いたことは、透過光や乱反射する自然光のイメ ージを作り出す為に効果的に作用していると考えています。また、画面全体が僅かに平面的に感じられるような、ある種の筆致による均質性を作ることで植物のパターン性や装飾性が強調され、拡張するようなイメージを作り出しています。

高橋果歩

 

《Rose Garden of Light Ⅲ》キャンバスに油彩、アクリル / 72.7×72.7cm / 2024

 

 

  • ・プロフィール

高橋 果歩 KAHO TAKAHASHI

 

1998 島根県生まれ

2018 京都市立芸術大学入学

2022 京都市立芸術大学美術学部美術科油画専攻卒業

2022 京都市立芸術大学大学院入学

2024 京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程卒業

主な展覧会

2019 京都市立芸術大学作品展(~2024年にかけて毎年出展)

2019 京都市立芸術大学 小ギャラリー 二人展

2023 京都信用保証協会 ロビー展示

2023 個展 「春がきている」(galerie16 /京都)

2023 THE WESTIN ART CHRISTMAS

2023(ウェスティン都ホテル/京都)

2024 第2回 Corporate Art Aid Kyoto 京都(京都市美術館 別館 第一展示室)

  • ・作品販売について

作品は、7月27日(土)10:00より店頭にて販売いたします。

アートのオンラインマーケットプレイス「OIL by 美術手帖」では、7月29日(月) ~ 8月20日(火)の期間に一部作品を販売します。

※プレセールスの状況により会期開始前に販売が終了することがあります。

 

\オンラインストアで購入する/

販売期間|7月29日(月)11:00~8月20日(火)23:59
 
  • ・展覧会情報

高橋果歩 個展「光の庭」

会期|2024年7月27日(土)~8月20日(火)

時間|8:00~20:00 ※初日のみ10:00開廊

会場|京都岡崎 蔦屋書店 GALLERY EN ウォール

主催|京都岡崎 蔦屋書店

入場|無料

お問い合わせ|075-754-0008(営業時間内)

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