【8/10~9/5】「urushi no ippo―堤淺吉漆店の挑戦―」同時開催 〜くらしを彩る新しい漆〜

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京都岡崎 蔦屋書店 1Fギャラリー 2021年08月10日(火) - 09月05日(日)
「urushi no ippo―堤淺吉漆店の挑戦―」 同時開催〜くらしを彩る新しい漆〜

8月10日(火)~9月5日(日)開催

安くて便利なものが溢れ、使い捨ては当たり前の現代。
「壊れたら新しい物を買えばいい」「安いから、壊れたら捨てる」。
今は何でも簡単に手に入り、便利な世の中といえばそうですが
少なからずともそれが当たり前になり
「物を大切にする気持ち」
「永く丁寧に使うことによる愛着」
「世代を超えて使い続けることによる思い入れ」
などが失われてしまうことも事実です。

歴史ある京都の町中、夏になると祇園祭で賑わう中心地。
その碁盤の目の中で明治42年の創業以来、漆を精製する堤淺吉漆店。
漆器、茶道具、仏壇、仏具、国宝・重要文化財建造物修復、一般社寺建造物の修復をはじめ、
西陣織、和洋家具、竹工芸、雅楽器など、様々な分野で幅広く
漆をご提供し京都の工芸職人を支えてきました。

古く縄文から使われ続けてきた漆。
その素材の持つ魅力を、漆屋の観点から伝えることは
自然の大切さを見つめ直すことにつながり、
地球環境保全を考える良いきっかけになるはずだと堤さんはおっしゃいます。
 
 
「木を植え、育て、採取する」。
樹液である漆は、この循環を壊さなければ枯渇しない循環可能な地球に優しい資源。
その漆を精製するのが漆屋の仕事。
日々の温度湿度に大きく左右され、まさに自然と向き合いながら漆は出来上がる。
そこが、天然塗料故の難しさであり面白さでもある。
そして漆が作り出す独特の塗膜は、しっとりと人の肌に馴染み、
使い込むことで味わい深い艶や風合いになっていく。
物によっては傷も一つの味となり、劣化する様も美しく、カッコいい。
傷んだり、壊れても修復して繰り返し使う。
使い手によって十人十色の思い出が出来る。
漆は、木を植え、育てるところから、使い込んで、塗り替え、また使い続けるところまで、
全てのシーンに物語がある。
 
 
 
そうして伝統を守りながら一方で新たな挑戦を続けられています。
漆のある暮らしを次世代の子ども達につなぐ取り組みとして「うるしのいっぽ」を始め
漆との新しい出会いを提供。サスティナブルな自然素材『漆』を通して
きれいな地球を次世代に残すべく活躍されています。
 
 
昔は身近にあった漆も、今は日常からかけ離れてしまっています。
今回出展頂くのは、堤淺吉漆店が漆を提供する4社。それぞれが漆の現状に危機感を感じ、
今の時代にマッチした新しい漆のカタチに挑戦されています。

 
出店
 

ぜひ伝統深き斬新で新しい漆の世界にお越しください。
  • 場所 京都岡崎 蔦屋書店 1Fギャラリー

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