【NEWS】11月開催展示/展覧会情報

展示・展覧会
2024年11月01日(金) - 11月30日(土)
京都 蔦屋書店(京都市 下京区 京都髙島屋S.C.[T8]5F・6F)では、フロアの各所に多種多様なアートスペースを設け、京都、日本、世界で活躍するアーティストの個展、グループ展を開催しております。
この度、2024年11月に開催される展示・展覧会情報をご案内いたします。
 
地元のアーティストをはじめ、全国から集まった才能あるクリエイターたちの作品が一堂に会し、訪れる皆様に新たな発見と感動をお届けいたします。
 
皆様のご来場を心よりお待ちしております。
 
 
「ART SESSION by 京都 蔦屋書店」
開業1周年を記念して、現代アートシーンで活躍するアーティストたちの作品が集まるイベント「ART SESSION」を2024年10月25日(金)~11月5日(火)の期間に店内3つのエリアで開催します。
※展示エリアによって開始日が異なります。
※10月25日(金)・26日(土)は完全招待制のプレビューです。ご招待状をお持ちの方のみご入場いただけます。
 
◆ 開業1周年企画「Life with Art」の特別イベントとして開催
2024年10月で開業1周年を迎える京都 蔦屋書店では、「Life with Art」というテーマのもと、展覧会やアーティストによるイベント、手工芸品のフェアなど様々な企画を全館にて開催します。5F エキシビションスペース、6F アートウォール・アートスクエアでは、“SESSION”という言葉をコンセプトに様々なアーティストの表現が集い交わるイベント「ART SESSION」を、京都で初開催します。
「Life with Art」について
 
◆ 3エリアで、約50名のアーティストによる約100点の作品を展示
5Fでは、エキシビションスペースにて現代アートシーンを牽引するアーティストたちによる大型作品を中心に展示します。6Fでは、アートウォールでの京都 蔦屋書店が注目する若手アーティスト2名の作品展示に加えて、アートスクエアでは日常に取り入れやすい小作品を中心に展示します。
 
 

◆ 展示詳細
会場|京都 蔦屋書店内 5F エキシビションスペース、6F アートウォール・アートスクエア
会期|5F エキシビションスペース:2024年10月25日(金)~11月5日(火)11時~20時
   6F アートウォール・アートスクエア:2024年10月31日(木)~11月5日(火)11時~20時
※10月25日(金)・26日(土)は完全招待制のプレビューです。ご招待状をお持ちの方のみご入場いただけます。一般公開は10月27日(日)からとなります。
※11月2日(土)は、17時より招待者限定パーティー開催のため、一般公開は17時までとなります。

 
【展覧会】岩崎貴宏の個展「箱景」
日常やその土地の空気感を敏感に感じ取り、誰しもが美しいと感じるわけではないものにも秩序のある美しさを見出して、作品に昇華する岩崎貴宏の視点。それは、私たちの概念や固定された感覚を壊し、新たな気づきを与えてくれます。広島で生まれ育ち、今も制作の拠点を置いている岩崎の作品の根底には、広島の土地の記憶や歴史があり、「瞬間性」が色濃く映し出されています。創造と破壊が繰り返される営みの中から切り出された一瞬の風景は、さまざまな出来事が私たちの日常と地続きであり、見方を変えることで新たな発見の機会に満ちていることに気づかされます。
金津創作の森美術館(福井県あわら市)で12月15日まで開催中の個展「もし、アップルパイを最初からつくろうと思うなら、君はまず宇宙を作らなきゃ」での大型インスタレーションとは対照的に、本展では景色をフレーミングした小さな世界を創作しています。岩崎の切り取った風景の「瞬間」が、緻密で繊細な世界の奥で広がりを見せる様子を会場にてご体感ください。
 
◆ 岩崎 貴宏(いわさき たかひろ)
1975年広島県生まれ。広島県在住。
岩崎は、歯ブラシ、タオル、本の栞、ダクトテープなど身の回りの日用品を用いて繊細で儚い風景を作り出し、対象との距離、スケールを変えて可視化することで、日常を送る中で見過ごしている固定化された私たちの視点を揺さぶり、意識を変容させる。床に雑然と積み上げられたタオルに鉄塔が建つ様は、山奥の送電線を支える鉄塔を想起させ、林立する文庫本の栞にクレーンが建つ様は、まるで建設中のビル群を見ているようでもある。
歴史的な建築物の地上の実像と水面に反射する虚像を一体化させた姿を、ヒノキの木片で精巧に再現する「リフレクション・モデル」も岩崎の代表的なシリーズとして知られる。これらの作品は、一瞬にして壊滅し、戦後の復興期に軍事都市から平和都市へと180度転換した史実からの影響が見て取れ、岩崎自身の時間への意識を感じさせる。
これまで国内外の美術展にも数多く参加しており、2017年にはヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展で日本館代表作家に選出されたほか、日本や世界各国のパブリックスペースに作品がコレクションとして収蔵されるなど、高い評価を得ている。
 
◆ 展示詳細
会期|2024年11月1日(金)~2024年11月26日(火)
時間|11:00~20:00
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリー
 
◆ 11月2日(土)岩崎貴宏×青木淳「箱景」開催記念トークイベント
個展開催を記念して、建築家で京都市京セラ美術館館長の青木淳氏を迎え、トークイベントを開催いたします。2017年にベネチア・ビエンナーレ国際美術展の日本館作家として参加した岩崎氏と2025年開催のベネチア・ビエンナーレ国際建築展の日本館キュレーターに決定した青木氏。現代美術と建築の世界で、国際舞台で活躍するお二人に貴重なお話をお伺いします。
 
【展示】田村琢郎 作品展示
田村琢郎は2016年に京都芸術大学卒業後、名和晃平率いるアーティスト集団SANDWICHでのアシスタント経験を経て、現在は東京を拠点に活動を続けるアーティストです。近年は、作品の素材としてアスファルトに着目した作品を手掛けています。日常では意識することのないアスファルトを素材にするようになってから、やがて舗装された道そのもの、そしてアスファルトを突き破って生えてくる植物にも興味を持ち、現在の鉢植えをモチーフにしたシリーズを制作するようになったといいます。鉢には、消してもすぐに描かれる落書きをイメージしたペイントを施し、土に見立てたアスファルトからは植物の造作を生やしています。一見するとポップで可愛らしい印象を受ける一方で、土からアスファルトへの素材の置き換えや、落書きという別の要素を加えることで鑑賞者に違和感を与え、日常に溢れる身近なものに対する新たな視点を提示します。
本展では、これまでに制作したことのない植物や新たな形状の鉢など、新作7点を展示します。
 
◆ 田村 琢郎(たむら たくろう)
1989年大阪府生まれ。2016年京都造形芸術大学総合造形コース卒業。道路に設置されるカーブミラーや標識記号、ロゴマークなど、大多数の人が共通認識をもっているものを使い、無意識になっている物事の見え方を変えて作品化することで、鑑賞者の日常に良くも悪くも影響する表現を目指している。「ULTRA AWARD 2015 Exhibition『ポスト・インターネット・アート―新しいマテリアリティ、メディアリティ』」でオーディエンス賞を受賞。主な展覧会・グループ展に、「東 京都 展 The Echoes of East Kyoto」(WHAT CAFE、東京、2024)、「Art Collaboration Kyoto」(MAKI Gallery、京都、2023)、「DELTA Experiment」(TEZUKAYAMA GALLERY、大阪、2020)、「SUBJECT / OBJECT」(ホテル アンテルーム 京都|GALLERY9.5、2020)、「Welcome to my room」(BnA Alter Museum、京都、2019)、「ARTISTS' FAIR KYOTO」(京都文化博物館 別館、2018)などがある。
 
◆ 展示詳細
会期|2024年10月2日(水)~2025年1月16日(木)
時間|10:00~20:00 
会場|京都 蔦屋書店 5F アートショーケース
【展示】作田優希「留められた景色」
作田優希は、京都を拠点に活動を続けるアーティストです。耳に残る言葉、昔聞いた物語や神話、小説・音楽などに綴られる馴染みのない言葉を出発点に、自分が感じた記憶の違和感や解釈を取り込んで絵画作品を構築しています。樹木や草花などの植物を主なモチーフとして描いており、伸びやかで律動的な筆致は、植物の生命力の力強さと作田のとらえた言葉や物語の広がりとが重なる、豊かな画面を生み出します。本展では、小説や万葉集で見つけた言葉をタイトルに用いた新作6点とエッセイを展示します。
 
◆ 作田 優希(さくた ゆうき)
2018年名古屋芸術大学美術学部美術学科洋画コース卒業。20年京都市立芸術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻(油画)修了。樹木や草花などの植物を主なモチーフとして描く。主な個展に、「奇譚の彩色」(CONCEPT STORE SEE?、兵庫、2023)、「-宿り場所-」(ギャラリー芽楽、愛知、2022)、「可能性のノスタルジー」(ギャラリー恵風、京都、2022)など。受賞歴に、「六甲ミーツ・アート芸術散歩2021」 FM802賞、「2019年度京都市立芸術大学作品展」奨励賞、「第23回ふくい風花随筆文学賞」U30賞、平成30年度 京都銀行美術研究支援制度奨学生など。
 
◆ 展示詳細
会期|2024年10月14日(月)~11月10日(日)
時間|10:00~20:00 ※最終日のみ18:00終了
会場|京都 蔦屋書店 6F ギャラリーウォール
 
【展示】サヌキ ナオヤ×京都新聞「2025」展
書籍、雑誌、映画や⾳楽など様々な分野でイラストを⼿がける京都出⾝のイラストレーター、サヌキナオヤによる、京都新聞2025年カレンダーに採用された作品の展示を行います。いずれも京都・滋賀に存在するモダン建築をモチーフに描かれたイラストの額装作品です。このほか京都新聞2025カレンダーやオリジナルグッズも販売予定です。
 
◆ サヌキ ナオヤ
イラストレーター。1983年京都市生まれ。チャールズ・ブコウスキー、坂口恭平、滝口悠生などの小説の装丁や、雑誌『POPEYE』(マガジンハウス)の表紙など書籍雑誌のイラストのほか、漫画執筆、アニメーション制作なども手がける。また、アートワークを担当するバンド「Homecomings」と共に、映画と音楽のイベント「New Neighbors」を共催している。
 
◆ 展示詳細
会期|2024年10⽉16⽇(水)〜2024年11⽉17⽇(日)
時間|8:00〜22:00 (シェアラウンジ営業時間に準じます)
会場|京都 蔦屋書店 6F SHARE LOUNGE
 
  • 会場 京都 蔦屋書店
  • 主催 京都 蔦屋書店
  • 入場 無料
  • お問い合わせ 075-606-4525(10月17日のOPEN後から/営業時間内) kyoto.info@ttclifestyle.co.jp

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